【東方project】13枚のパン【霧雨魔理沙】

おまけ ページ4

今頃あの子はどうしているのだろうか。店先に立ち里の道を見つめながらそんなことを考える。今更自分で勘当した娘の事を心配するなんて、と苦笑してしまう。





　私たちはあの子の事をただの道具としてしか思っていなかった。道具屋に生まれた娘は道具も同然……なんと皮肉な話だろう。あの子を勘当せずに娘として今も養っていたら、そんな事を考える。





　元々あの娘に家を継がせるつもりだった為、それ以外の選択肢のことはあまり考えていなかった。今は甥を養子として家を継がせる事にはしたが、直接的な血の繋がりがない事を考えると今もあの子がいれば、とどうしても考えてしまうものだ。





「あ、霊夢さん！今日は魔理沙さんとご一緒じゃ無いんですね！」





　ふと声のした方に目をやると博麗の巫女と本居の貸本屋の看板娘が話している所が目に入った。





「魔理沙」、か。勘当した娘の名前。今は博麗の巫女と幻想郷中を飛び回って異変を解決している、という事を霖之助から聞いた。まったく、里の人間が魔法使いなんぞ馬鹿馬鹿しい。人なら人らしく生きればいいものを。





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霧雨の親父さん視点です。
終わり方が下手だなあと思いました。。。
うーん、もう少しいい終わり方はないのだろうか…
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