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離婚
その二文字を聞いた途端心臓がギュッと締め付けられたような気がした。
濱家さんに限ってそんなことはないと思っていたから
「ごめんな。こんな重い話してもうて」
「い、いえ…」
「まぁ、元気ないのはそういうこと…笑」
「す、すみません…」
「大丈夫。いずれはテレビとかでも言おうと思ってたし」
「で、でもどうして…？」
「俺も仕事最近忙しくて構ってられへんかったし。他にも色々すれ違ったりしてかな」
「…」
「ま、しゃあないよなぁ…」
「泣きたかったら泣いてください。我慢するのはよくないです…！」
「あ、私何言ってんだろ…笑 すいません…」
「…っぅ……」
私がそう言った瞬間濱家さんの目から涙が溢れ落ちた
「え！？あ、これ！ハンカチです！」
「ぅ…ぁりがどぉ…」
「っ…おれ、の…なにがあかん、かった、んやぁ…」
「濱家さんは何もあかんくないですよ…」
私はそういって背中をさすることしかできなかった。
「っ…ごめんな…こんな情けない姿見せてもうて…笑」
「いえ、全然…！今日はいっぱい飲みましょ！笑」
「やな笑」
「じゃあ改めて…」
「「かんぱーい！」」
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作者名：たんさんすい。 | 作成日時：2023年3月6日 7時
