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全ての仕事が終わり時計を見ると19時56分。
◯◯ってお店だよね…？
どうしよ…分かんないな…濱家さんに連絡してみよ…！
"今仕事終わりました。◯◯って何か近くに目印になるものありますか？"
"お疲れさん。今どこ？迎えに行くわ。"
"いいんですか…？"
"ええよ"
"劇場の前にいます…！"
"すぐ行くわ。待ってて。"
やっぱり濱家さん優しいなぁ…
劇場の前で5分くらい待っていると
「ごめん。お待たせ」
「ほんとごめんなさい…！私からお誘いしたのに…」
「全然。ほな行こか」
「はい！」
歩き出したものの沈黙が続いていて少し気まずい。話そうと思うけれど何を話していいか分からず黙っていると
「Aちゃんはさなんでお笑い芸人なったん？」
「私ですか！？」
「うん。」
「かまいたちさんに憧れて…」
「え、ほんま？」
「はい…」
「めっちゃ嬉しい…笑」
「ありがとうな」
「は、はい！」
そんな話をしているうちに
「ここやで」
バーって感じの居酒屋
「めっちゃオシャレなところですね！」
「やろ？さ、入ろか」
カランコロン
「いらっしゃいませー」
「予約してた濱家です」
「こちらへどうぞ」
「何飲む？」
「生ビールでお願いします」
「了解。」
ピンポン
「生ビール二つお願いします」
「かしこまりました。」
「生ビールになります。」
「じゃあ、乾杯」
「乾杯…！」
「っはぁ…美味しいですね！」
「せやな…笑」
「あの…」
「ん？」
「何があったんですか…？」
「あぁ…えっとな…なんて言うたらええんやろ…」
「ゆっくりで大丈夫です…」
「…っ…ふぅ…」
「俺な。」
「…」
「離婚してん。」
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作者名：たんさんすい。 | 作成日時：2023年3月6日 7時
