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何も声が出せなくなった私を置いて、その人は私に話しかけた。
さっきまでの声とは違う、明るい声で。
?「あ、そうだ！今日はこの傘あげられないんだ、ごめんねお姉さん」
?「じゃあ、気をつけて帰ってね。」
待って。
そう言おうとしたのに、雨で冷えた体は何もすることができなかった。
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
「..もしもしミンギュ？なんの用？」
雨に濡れた体をすぐに暖かいお風呂で温めた。
髪をタオルで拭いていると、ミンギュから電話が来ていた。
MG「あ、ヌナ。今度休める時に家に帰ってきて、少しだけ休んでって母さんが言ってたよ。」
「..うん、わかった。明日から二日間休みだから明日行くよ。」
気をつけてきてね、と言う声と同時にピッと通話を切った。
いつも以上に目が重くてベットに横になればすぐに夢の中に入ってしまった。
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作者名：すんあ。 | 作成日時：2020年5月6日 15時
