明日を待つ君へ。 (ページ4)

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チクタクと私を表す時計。

結局何もできないまま夜の8時になっていた。

本当の事を言うと、今日はジスのお葬式だった。

受け止めきれなくて、私は参加できなかった。

いや、しなかった。

お母さんやミンギュからは少しだけ文句を言われたけどそんなのどうでもよかった。

だって、私がその場に行ってしまったなら私自身もジスの存在を否定したことになってしまう気がして怖かった。

だから、

今までにないくらいに酔って酔って酔って酔って、

全て忘れよう。...なんて思ってたのに、

「…ない」

買いに行かなきゃ行けない。

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「..なんでこんな土砂降りなの。」

コンビニに入る前まで雨なんて降ってなかったのに出た瞬間に嵐でもきたのかと思うくらいに雨が地面を叩きつけていた。

傘でも買って行こうと思って振り返れば、そこには一本も置いてない傘。

さっきまで一本あったのになくなってる。
きっと私の前の人で終わりだったんだね。

しょうがないから土砂降りのままかえることにした。