明日を待つ君へ。 (ページ13)

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MG「はい、アイス。ヌナもう大丈夫？？」

「ん、ありがと。もう平気。」

のぼせた頭をミンギュがくれた冷たいアイスで冷やす。

冷たい風に当たりたくて2人でベランダに出た。

こうやって2人でアイスを食べたりするのはいつぶりだっけ。

「ミンギュ、さっきはごめんね。変な空気にしちゃって。」

MG「いいよいいよ！たまにはヌナも言いたいこと言わないとだしね。」

ミンギュは昔から物わかりが良かった。

ミンギュが少し大きくなった時、お母さんとお父さんは離婚した。

もしかしたらお父さんがいなくなったことでいつも通りに接せなくなってしまうのでは、と考えた私はミンギュに嘘をついた。

“お父さんがお母さんを傷つけた。だから一緒にはいられない。” って。

「ミンギュさ、お母さん達が離婚した本当の理由知ってる？本当はね、お母さんが身勝手でお父さんが呆れて出て行っちゃったんだよ。あの時本当のこと言わなくてごめんね。」

ミンギュの方に顔を向ければ、ミンギュはニコニコと笑っていた。