明日を待つ君へ。 (ページ12)

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「お母さんは自分のことしか考えてないよね？！お母さんは結婚までちゃんと娘を育てあげたって言う自分が誇らしいんでしょ？？だからジスが死んだってなんともないんでしょｯ？！」

ダンｯと強く机を叩いた。

勢いに任せて叫んだ言葉は、ずっと我慢してきたもので、こんなにあっさりと言えるならもっと早くに言ってしまえば良かったのに。

なんて場違いなことを考えてる。

《そ、そんなことないわっ！お母さんはちゃんとあなたを思ってっ》

「...もういいよ。お風呂入ってくる。」

ドアを閉める際に見えたミンギュの顔はどことなく哀しい顔をしていて少し申し訳なくなった。

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湯船にぽちゃんと顔まで浸かる。

気づけばブクブクと音を立てて奥まで沈んでいく感覚になった。

あれ、と不思議に思った頃には意識を手放す寸前だった。

のぼせてボーっとしていると、次第に頭がクラクラしてきて、必死になってミンギュを呼んだ。

「ミンギュ！！バスタオル取って、！」

その声に反応したミンギュがすぐさま私の元へ来てくれてなんとか助かった。

MG「ヌナ大丈夫？！1時間以上入ってると思ったらのぼせてるじゃん！」

ミンギュのやたらうるさい声がガンガンと頭の中に響いた。