半鬼の優しい少女［2］

伍拾参 ページ6

《畳でコケると地味に痛い》

義「おい、大丈夫か？」

『多分大丈夫です…』

というより、鴉が来たということは初任務の伝令だろうか

《キーキー声で話し出すんだろうなぁ》

鴉「吉沢美桜、鬼狩りとしての最初の仕事だ」

『えっ』

《めっちゃスラスラ話し出したんだけど…》

鴉「無限列車での被害が拡大している。行方不明者が四十名以上出ているため、直ちに西へ向かい、現地の煉獄杏寿郎と合流せよ」

『！？』

《初任務が無限列車編！？やば》

義「柱との合同任務か。そこの鬼は強いだろうから気をつけて行ってこい」

『うっ、頑張ります…』

《強いっつうか、下弦の壱だけどね！？しかも、その後煉獄さんが…》

でも、もしかしたら助けることが出来るかもしれない

《いや、絶対に助けるんだ。もう私の前で人を死なせたくない…》

『冨岡さん、絶対に鬼を倒してきます。誰一人として死なせません』

義「あぁ、武運を祈る」

私は隊服に着替え、羽織を羽織り、日輪刀を持って西へと足を進めた

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駅に着くと

ﾄﾞｰﾝ!!

『！！』

何かがぶつかり合う音が聞こえてきた

《てか、今のって……伊之助が汽車に頭突きした音だよね？》

ﾋﾟﾋﾟｰｯ!!

《あーあ、警備員に見つかってんじゃん》

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柱の呼び方を少し変えました

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