半鬼の優しい少女［2］

玖拾参 ページ46

《というか、なんでみんなが白黒に見えるの？》

美桜の目には異変が起きていた

《【血鬼燈】の代償…？》

美桜は【血鬼燈】の代償として色覚を失ったのであった

伊「起きるの遅せぇよ！！バカ！！」

『へ？』

伊之助の被り物からは涙が出ている

《伊之助が泣いてる！？》

善「美桜ちゃぁぁぁぁあああん！！」

炭「美桜ーーーーっ！！」

ｶﾞﾊﾞｯ

『えっ、ちょっ、みんなどうした！？』

美桜は三人に抱きつかれ戸惑っていた

そして三人ともボロ泣きだ

《わっ、なんか私も泣けてきた…》

『うっ、うわぁぁぁあん！！』

炭「本当にいつまで寝てるんだ！！」

善「俺たちずっと待ってんだよォ！！」

『起きるの遅くなってごめんねぇ！！』

《あと、色覚失ったからもう色が分からないんだ…》

色々募って美桜は大泣きした

『うわぁぁぁあん！！炭治郎、善逸、伊之助ーーっ！！！』

四人がずっと泣いていると、騒ぎを聞きつけてしのぶと煉獄が部屋にやって来た

杏「よもや！目覚めたのだな！」

し「あらあら、皆さん大泣きで…」

『！？』

《煉獄さん…生きてる！！》

『よかったぁぁぁぁああ！！煉獄さぁぁぁあん！！』

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