半鬼の優しい少女［2］

捌拾 ページ33

猗「この素晴らしい反応速度！！」

煉獄が一気に距離を詰め、猗窩座に刃を振るう

《こんなにも柱は凄いんだ…》

猗「この素晴らしい剣技も失われていくのだ、杏寿郎。悲しくはないのか！！」

杏「誰もがそうだ、人間なら！！当然のことだ」

炭治郎が加勢しようと思い動くと

杏「動くな！！待機命令！！」

ﾋﾞｸｯ

《あー！！伊之助まだかなぁ！！》

猗「弱者に構うな杏寿郎！！全力を出せ！！俺に集中しろ！！」

『！！』

《伊之助が近づいてきてる！！》

杏「炎の呼吸・伍ノ型」

伊(すげぇ！！！)

戻ってきた伊之助は煉獄と猗窩座の戦いに見惚れている

《伊之助が来たから、加勢できる！！》

『伊之助！！炭治郎を頼んだ！！』

炭 伊「「は？」」

ﾀﾞｯ

美桜は炭治郎と伊之助の返事も待たずに駆け出した

猗「破壊殺・乱式！！！」

杏「炎虎！！！」

ﾄﾞｶﾞﾝｯ!!!

《あぁ！！間に合わなかった！！》

杏「ハァハァ」

猗「杏寿郎死ぬな」

猗窩座は煉獄の技を受けたがもう再生し始めている

『煉獄さんっ！！』

対して煉獄は左目を潰され、体のあちこちから出血している

炭(煉獄さん、煉獄さん…)

伊(隙がねぇ。入れねぇ。なのにアイツ行きやがった…)

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