半鬼の優しい少女［2］

伍拾 ページ3

『あっ！！』

義「？」

夜ご飯を食べ終わった後、私はあることを思い出した

《そういえば最終選抜が終わった後隊服を貰ったんだった》

『ちょっと待っててください』

義「あぁ」

私は脱衣場に置きっぱなしだった隊服を取りに行った

《まだどういう感じの隊服か見てないんだよねぇ》

よし、着替えて義勇さんにお披露目しよう

私は急いで着替えて居間に戻った

『義勇さん見てください！！』

じゃじゃーんと言って一回転してみせた

義「！！短すぎでないか？」

『？……あぁ！！スカートのことですね』

スカートは膝ちょい上ぐらいの長さだが、短いだろうか？

《高校の制服の方が短いけどなぁ》

義「(色々見えないように)気をつけろ」

『はーい』

義「俺はこの後任務があるから屋敷のことは任せた」

『そうなんですね。気をつけて行ってきてください』

義「あぁ」

義勇さんが任務に行った後、今日の疲れがどっと出てきて私は布団に入って秒で寝た

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十五日後

私と義勇さんが稽古場で手合わせをしていると

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

《ん？これは風鈴の音？…あっ、ワンチャン鋼鐵塚さんじゃね？》

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