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一度腕を切ったからか、
そこから溢れる血の匂いにつられて鬼とよく遭遇する様になった。
鬼たちは口々に「稀血だぁ、ついてるぜぇ」と皆喜び此方にやってくる。
さして探さなくても良いし楽っちゃ楽だしと、何も考えず切りつけた幾つもの傷を放って置いた。
チート万歳、走らなくても良いから体力も有り余ってるぜラッキーとその時の私は幾分か余裕をぶっこいていたのがきっと悪かった。
1日目の夜が明け、朝日が薄く山肌に差し掛かった頃
それまで殆ど休みなしで鬼を討伐していた私の体はそろそろ体力の限界が来ていた。
うわ、しんど、眠た…
流石にこの鍛えた体でもある程度休憩は必要だったみたいで、朝日が大地全体を暖かく照らしつける頃には私の目蓋はもう重い鉛の様だった。
とにかくどこか安全なところで休まないと、
眠りやすそうな場所を探し彷徨っていると、急に目の前が真っ暗になった。
『え、なにこれ、さっむ…』
気が付けば私は地面とお友だちになっており、
太陽に照らされて先ほどまでほんのり暖かさを感じていた筈の体は寒くて寒くて凍えそうだった。
何とか首をまわし、重たい目蓋を左手でこじ開けようとした。
こじ開けた瞳に映ったのは、溢れ出る 血
『ああああーーー
そういう事か、そう言えば止血をしてないな私』(大音量)
戦いの最中放って置いた左腕からは
無数の傷と未だ止まっていない流 血
左腕が置いてある地面は自らの血を吸って赤黒く、
そして薄らと血溜まりも出来ていた。
あかんこれ、大量出血でし ぬやつや。
そう言えばチート能力な癖に体の構造は一般ピープルだったな
鬼に食われればあの世行きなんだっけ、
…ちっ、使えねぇなこの体。(口が悪い)
いや、あんだけ切りつけて手当てしない私が悪いか…
脳みそが貧血であまり動いてないせいと、元々のネガティブ思考が発動中の為か私はもう助からないかもな…と小説の主人公らしからぬ心境に辿り着いていた。
…それにしても、1日目にして止血忘れてあの世に行くってこの小説終わるの早すぎない？大丈夫？？わら
炭治郎とも何の発展もしてないし(いや、させるつもりも無いけれども)、何なら主要キャラ殆ど会ってないけど私し んでいいの？？？本当に？？？
私のキャラに対しての崇拝はその程度だったの？？？？？
それに…
…それに私まだ誰も助けてないよ？？？？？
本当にそれでいいの？？？
いや、良くない。
『全っ然良くないわぼけぇ』(大音量)
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かなみ(プロフ) - #egg/たまごさん» 書いてて自分でも恥ずかしくなるくらいとんでもねぇ長男です（笑）こちらこそ、お立ち寄りいただきコメントまでいただいてありがとうございました！！これからも頑張ります！！！ (2020年3月9日 1時) (
レス) id: b605df076c (このIDを非表示/違反報告)
#egg/たまご(プロフ) - とんでもねぇ炭次郎ですね！(最上級の褒め)素敵な小説ありがとうございます！更新頑張ってください！ (2020年3月3日 9時) (レス) id: fef018cdc2 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ(プロフ) - くりりんさん» めちゃくちゃ返信遅くなってすみません！コメントありがとうございました！！これからも頑張って更新かけていきますので、どうぞよろしくお願いします！！！ (2020年3月1日 23時) (レス) id: b605df076c (このIDを非表示/違反報告)
くりりん - コメント失礼します。これから主人公はどうなっていくのか楽しみです！ワクワク(*'▽'*)炭治郎が距離感近いのもドキドキします(//∇//)これからの展開も楽しみにしてます！！更新頑張って下さい！！！ (2020年1月8日 8時) (レス) id: c6b331e09a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなみ | 作成日時：2019年11月22日 0時
