こんにちは天国【鬼滅の刃】

7いや、しなないからね私！！！ ページ8

まだし んでないからね！！？
鬼に足から引っ張られて背中ズルムケっぽいけど
私生きてるからね？！？！
喜んで読者！！！
(因みにここからちょびっとぐろいよ！)




…ズルッ…ズルッ…



『あはは、まじか…』




そろそろ背中が痛くなってきたぞ何処まで行くんや、てか右足だけ引っ張んなや変なふうに伸びるやろうが。


っと強気な事を言ってはみるけど、人間極限の恐怖と驚き過ぎた時ってまじで声出ないんだね、学んだわ…
だから小学生の時って防犯ブザー無料で配られてたのね、今更ながら納得してる。


このまま私はこの気色悪い鬼に食べられて、ここでの一生を終えてしまうのか…残念すぎる人生だったな私。
せめて、鱗滝さんと炭治郎くんと禰豆子ちゃんにはお礼を言いたかった。


鬼「クックック…

恐怖で声も出ないようだな…

どうせ誰もこないのだからもっと泣き叫んでもいいんだぞ？？

ほら？？？？」



………きっしょ〜〜〜〜〜〜〜何なのこの鬼

捻じ曲がった性格しすぎて最早吐き気よ。

『…そう言うのはノーサンキューなのでさっさと食べてもらって良いですか？』(早口)



鬼「はっ…面白みのねぇ奴

まぁ良い匂いはするし、そんなにお望みなら俺様がさっさと食ってやるよ」

『俺様とかきっしょ。』

鬼「ふんっ 減らず口め。

まずはそのか細い腕から 食ってやる

恐怖と痛さに泣き叫ぶが良い。」



私の腕の着物を捲り上げ、
鬼の大きな口が迫ってきた。
鋭い歯が月明かりに鈍く光った見えた。



『…くそっ』








ゴキっ









酷くゆっくりな時間に思えた。
目の前で自分の腕から鮮 血が流れ出るのをただ黙って見ていた。

私の脳は冷えていて痛みなどまったく感じなかった。
その代わりこれが走馬灯と言うのか、幾多もの自分の記憶がまるで古い映画のように脳のスクリーンへと流れ出ていた。

お父さん…お母さん……妹…

この世界で目覚めた時、実は本当の自分の家族の名前を思い出すことが出来なかった。
それはし にそうになっている今でも同じだ。









《…呼吸をして…

全集中の…呼吸を…》


一体何のこと？

元の世界での幸せな記憶に浸っていると、
誰かの声が聞こえた。




《…貴方は…使える》



使えるって何を？









《……分かっているはずよ…

起きなさい…そして唱えなさい……私と共に…》



すっと頭の中の靄が晴れた気がした

貴方と…共に……









『《血 の呼吸 壱ノ型 …血 時雨…！！！》』

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