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そんな訳で私が大正時代にトリップしてしまってから1ヶ月経ったが、今私は鱗滝さんの家でお世話になっている。
炊事洗濯はもちろん、傷を作って帰ってくる炭治郎の傷の手当てなどもしていた。
うん、私まるでお母さん見たいだねありがとう神様。
とは言うものの、私の体、と言うか見た目は12.3歳らしい。
私が元いた場所を話してもあまり信じてくれている様子もなく、それどころか
炭「…記憶が混乱するほど酷い目にあったのか…
大丈夫だ、これからは俺がAの事を護るからな!!
俺のことをお兄ちゃんだと思って接してくれ!!」
『いや、あのだから、私炭治郎くんよりも歳上だしなんなら私前の世界では長女だし妹いたし…ちょっとそれは…』
炭「…妹がいたのか…そうか…
辛いことを思い出させてすまない…」
『…あ、大丈夫だからそんなシュンってしないで??』
とこんな様子である。
歳下に甘えるのは流石にちょっと私のチリほどにしか残っていないプライドが許さなかった。
まぁ取り敢えず、推しが底無しに優しいことが分かって嬉しかったのでもうどうでもよ。(よくない)
因みに鱗滝さんも私の事を娘のように可愛がってくれていた。
炭治郎には師弟の関係性もあるからだろうが、私には甘々の只のお父さんだった。
鱗滝さんは私の話を信じると言ってはくれたが、その言葉の裏にも憐れな娘、可哀想な子と言うようなニュアンスが含まれていたような気がする。
要はあまり信じてもらえてない。
私はこの先の未来を多少知ってはいるし、それを告げれば真実味と言うか、そう言ったものを得られるとは思うが告げる勇気は私には無かった。
そうだ、禰豆子ちゃんの話もしよう。
私がこの家に来て翌日、日が落ちてから襖の奥からひょっこりと顔を出してくれた禰豆子ちゃんは、それはもう天使のようだった。
『んんん、かわいい。』
禰「ム?ムー?」
『初めまして、私はAって言うの
宜しくね!』
炭「よかったなー禰豆子
俺たちに妹が出来たぞ」
『うん、妹ではないかな…』
禰「ム!ムムー!!!」
『うわぁ!』
禰豆子ちゃんは嬉しそうに両腕を広げ私の頭をよしよしと撫でてくれたのだ。
禰豆子ちゃんの暖かさに不覚にも涙が出そうになってしまった。
私にとっては2次元のキャラクターで推しなのだが、
ここではみんな生きてるんだと改めて感じた。
と同時に、私も彼らを護りたいと考え始めてしまった。
この先の運命から。
4→←2、題名は次回以降数字のみにしますね(考えるのをやめた)
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かなみ(プロフ) - #egg/たまごさん» 書いてて自分でも恥ずかしくなるくらいとんでもねぇ長男です(笑)こちらこそ、お立ち寄りいただきコメントまでいただいてありがとうございました!!これからも頑張ります!!! (2020年3月9日 1時) (レス) id: b605df076c (このIDを非表示/違反報告)
#egg/たまご(プロフ) - とんでもねぇ炭次郎ですね!(最上級の褒め)素敵な小説ありがとうございます!更新頑張ってください! (2020年3月3日 9時) (レス) id: fef018cdc2 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ(プロフ) - くりりんさん» めちゃくちゃ返信遅くなってすみません!コメントありがとうございました!!これからも頑張って更新かけていきますので、どうぞよろしくお願いします!!! (2020年3月1日 23時) (レス) id: b605df076c (このIDを非表示/違反報告)
くりりん - コメント失礼します。これから主人公はどうなっていくのか楽しみです!ワクワク(*'▽'*)炭治郎が距離感近いのもドキドキします(//∇//)これからの展開も楽しみにしてます!!更新頑張って下さい!!! (2020年1月8日 8時) (レス) id: c6b331e09a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなみ | 作成日時:2019年11月22日 0時