【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~43話 すまない。 ページ46

月斗｢…いいのか？

湯婆婆様に話せば、もしかしたら…｣






｢いんだよ、どうせ戻れないよ。それに…｣



”千尋と合わなくて済むしね”



ニコっと微笑みながら喋る







千尋




今までありがと。








元気でね。





ハク｢まて！｣




呼び止められ、何事かと振り返ると




息を切らしたハクが。





月斗｢なんだよ、ハク｣


低い声をだしながら、ハクを睨む月斗





ハク｢すまない。ほんとうに、すまない!!｣




頭を深く下げられる





周りにいた人達が


＿あのハク様が 頭を下げている



などと言っている



正直私も驚いた

もちろん月斗だって。





｢べ、別にもういんだけど…｣





どうせ、帰れないんだから。


謝られたって。






私、悪い奴。

ほんとは許してないんじゃん…





｢いこ、月｢A！｣…なに。｣




ハク｢ほんとうに、すまない…｣



また頭を下げてくる






そんなに反省してくれてんだ


｢もういいって!｣




｢じゃーね、ハク｣




今度こそ月斗を連れてハクから離れた









別に帰れなくなったっていい。



帰っても居場所はないのだから。

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