~42話 気まずい ページ45
月斗「…(人1)。せっかく、帰れるんだから帰った方がいい」
「…そんなの、もう遅くない?」
今頃千尋は帰る途中かもしれない
_私のことなんて忘れて。
月斗「…遅くない。
いくぞ。」
私の手を掴んで部屋から出る
すれ違う兄役の人達が
「あれ…千と帰ったんじゃ…」
と、言っている
「ほら…もう帰ったんじゃん…ボソ」
外まで出ると、湯婆婆が。
湯婆婆「あんた…」
私を見て目を見開く湯婆婆
湯婆婆「千なら帰ったよ、残念だったねぇ置いていかれて。」
「…っ!」
月斗「湯婆婆さま!俺と、(人1)も帰らせてください!」
「!?」
月斗?
月斗「(人1)も帰るはずだったんだ!」
月斗…。
「もういい、もういいよ。」
湯婆婆「…(人1)がこう言ってるんだ。もう遅いよ。
せっかく、人の心も読めるのにたいした仕事もできないしね…ほんとはあんたなんていらないんだよ」
「!…いら、ない…」
「ただ今戻りました!」
ハクの声。
振り返るとハクと目があった。
ハクは目を見開く
ハク「…A!?」
ハクは
”なぜここにいる”
というような目で私を見る
「…どーも、ハク様?」
もういやだ。こんなところいたくない。
月斗「…」
湯婆婆「…みんな、仕事もどりな」
そう言われてみんな仕事へ戻った
動かないのは私と月斗と、ハク。
気まずいし。…
月斗「…おまえ、人の心読めるんだな」
月斗がKYのように喋りかける
「うん、言ってなくてごめんね?」
ハクは黙っている
ハク「…A、人の心読めるって「あー!月斗行こ!仕事!」…」
月斗「あ、あぁ」
月との腕を掴んでハクから離れた
もう私は、元の世界にも、ハクとの仲のいい関係にも、戻れない
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林檎大好き - 完結おめでとうございます。話しにめりこめるほど面白かったです。 (2019年8月31日 23時) (レス) id: eda718de7f (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品を削除してはいただけないでしょうか?理由としましては、もっと別の作品を書いてほしいからです!m(__)m (2018年4月4日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の素 - 完結おめでとうございます!えっと、今さらですが、ハクの漢字は琥珀ですよ。 (2015年3月27日 22時) (レス) id: d4eb4574f2 (このIDを非表示/違反報告)
聖龍(プロフ) - 完結おめでとう御座います! とても良いお話でした 他の作品も頑張って下さい! (2015年2月14日 18時) (レス) id: 0e09e09fbd (このIDを非表示/違反報告)
杜(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!すっごくおもしろかったです~(泣)番外編月斗とののろけ期待してます! (2015年1月21日 20時) (レス) id: 7d17e0fa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーとすぱげてぃ | 作成日時:2014年12月6日 13時