【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~41話 離れる ページ44

千尋がどこかへ行ってからどれくらい経っただろうか






｢千が帰ってきたぞー!!｣



｢ハク様も一緒だー!!｣



＿＿＿ｽﾞｷ




｢…｣


帰ってきちゃった…



なんて、まるで帰ってこなくていいみたいな…




私、相当嫉妬…してるのかな






｢…おいっ｣




｢え？｣




突然聞こえた声にびっくりする私





振り返るといたのは






＿月斗。



｢ど、したの？｣




月斗｢……二人が帰ってきてる｣





あぁ、そんなことおしえにきてくれたんだ



でも、今はそんなの。






ただの、追い込みでしかないんだよ






｢…惨めになるために二人のところへ行かないと行けないの…？｣




月斗｢…｣







＿おおあたりー！！





下で聞こえるなにやら楽しげな声





月斗｢下行かないと…千が帰っちゃうよ？｣



｢え？ ｣




帰る？




｢どう言う意味？｣







月斗｢千が、豚になった親を当てれたら帰れるってことになってるんだ


で、おおあたりーって聞こえてたから…もしかしたら…｣




｢…あ…じゃあ、置いていかれた感じ…｣




私、もう絶対必要ないじゃん



｢馬鹿みたい…｣



月斗｢A…｣





｢やっぱり、最終的には…千尋も私から離れるんだね…｣





ほんとに、ばかみたい





でも、ほんとは









＿私が千尋から離れたがってたのかもね

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