【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~40話 1人 ページ43

千尋が出ていって数分たった今でも私は呆然としていた




｢(千尋があんなに行動する子だったなんて…)｣




今まで千尋は怖がりだったから私に頼ってばかりだった


でも



『ハク!!ハク!!』



ハクを呼びかける千尋は一生懸命で。



私のことなんて眼中にない感じ。





ハクのことが大好きなんだな…って。



私が千尋にしてあげれることはもう何もないのかな




｢ちょぉっと…寂しいなぁ…｣



でも、千尋がちゃんと一人で生きて行けるならそれでいいのかな。





下でどたどたと足音が聞こえる



何やら悲鳴も。




そういえばカオナシ様はどーなったんだろ

ハクも。




まぁ、二人とも求めてたのは千尋なんだけどね




｢こっちだよー!こっちー!｣

千尋の声


『ぐぅぅ…許せん…』


カオナシ様の声?




部屋から出て少し歩いて見て見てると。




カオナシ様が千尋を追いかけている。






え、なんで？


湯婆婆のところへ行ったんじゃないの？




ハクはどうなったの？




ずっと見てると、千尋はリンさんと合流


それを追いかけるカオナシ





って、なんか吐き出した


カエル…??



なんてもの食ってんだ






千尋がリンさんと別れてから、千尋はずっと歩いている





｢…あ、橋の下走ってた電車だ｣




あれに乗るのかな？どこいくのかな？









また私は一人になっちゃうのかな？

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