【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~35話 ありがとう ページ37

＿ｶﾞﾗﾝｯ


月斗｢ほらよ｣


｢あ、ありがとう…ﾆｺｯ｣

月斗がジュースおごってくれました!



｢この世界に自販機あるんだね…ﾎﾞｿｯ｣

いや、思わない!?
だって、この世界だよ!?


普通自販機なんてないよね!?





月斗｢ははっ…俺も見たときはびっくりしたw｣



あ…そういえば…
月斗も人間だった…




｢…どうやって、この世界来たの?｣



気になる、ものすごく。



月斗｢…あー…たまたまトンネルの近く散歩してたんだよ

で、入ったら出れなくなった…みたいな?｣



あ、同じか。


｢ここに来てどれくらい?｣




月斗｢…半年?｣


｢え!結構だね! ｣




…なんであんなに寂しそうな顔してるんだろ…




何かあったのかな?





｢…さて!戻る?｣




ほんとは戻りたくないけど。


だって、千尋とハクの仲いい姿見せつけられちゃうし




月斗｢え、お前戻って大丈夫なの?｣




｢え、なんで?｣



月斗｢だって、さっきあの二人いた時、傷ついた顔してたし｣




うわ、バレてる


月斗｢だから、連れてきたのに、ここに。｣




｢へ?｣



私のため…??





月斗｢ま、戻れるんならいっけど。


それともこのままさぼる?｣




なんでこんなに優しいの。

私なんにもしてないのに。






優しすぎだよ馬鹿







｢…うん、もどろ…大丈夫だから。｣



月斗｢よし、いくか｣





お礼言わなきゃ






｢あ、りがと…。｣






照れるな、うん





ありがと、月斗

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