【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~27話 あいさつ ページ29

｢ふー!やっと終わったー!｣



部屋の前まで戻りました私と月斗




月斗｢お疲れさん、次は考え事するなよ｣



｢あ、はは…((苦笑｣




ハク｢お疲れ様。綺麗にできたか?｣

あ、ハクだ


｢できたよ!｣


ハク｢そうか…ﾆｺｯ｣




んー…ハク、なんか嬉しそう?

もしかして…



｢千尋に会ったの…?｣


ハク｢!!｣



ほら、表情がもっと緩くなったよ

会ったんだね





ハク｢あぁ…よく分かったな…ﾆｺｯ｣



そりゃそうだもん、

ハクが好きなんだもん




でも、私に”会わないで…っ”なんて言えないから。




ハクの恋を、邪魔…しちゃいけない…んだ。





でも、ハクのあんなに嬉しそうな顔見たら…





｢…っ…｣



涙が出ちゃうよ。



月斗｢!!あ、俺帰るわ｣




え!?おいおい!
そこで帰るの!?



ハクときまずいじゃん!





月斗｢あ、忘れもんしたー｣



といい振り返り、私のところまで来た




｢…??｣


ハク｢…??｣




そして、腕を捕まれ


｢ん…!?｣









キスされた。



しかも、何気舌入れてくる。


…てか、やだ…っハクもいるのに…!





ハク｢おまえ…!何を…!!｣


さすがに息が苦しくなり胸元を叩く




月斗｢っは…お前、ファーストキスか?…ﾆﾔｯ｣


｢…むーーっ｣





この人何!?
いっけんクールそうなのに、意外にやり手!?




月斗｢ハク。これはあいさつだ。人間流のな。｣





あいさつー!?、
私のファーストキスを挨拶で済ませる気!?





月斗｢じゃ、また明日｣


｢…うん、ばいばい｣



さて、余計気まずくなったー!!


ハク｢------れ。｣







｢へ?｣



ハク｢早く部屋にもどれ!といっているのだ!｣



｢は、はい!｣




え、なんで怒ってるの!?
あんだけ、嬉しそうな顔してたのに




なんかあったのかな…?

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