【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~25話 もう一人の少年 ページ27

＿＿ｺﾝｺﾝｯ




扉のノック音が聞こえる


｢はーい｣


あの後、胸が苦しくなったからすぐに部屋に戻った





寝ようと思ったけど寝れなかった







＿ｶﾞﾁｬ




入ってきたのは＿



ハク｢おはよう。(人1)。仕事の時間になる。着替えて部屋の前に出ておいで｣




＿ハクだ






ハクを見た途端とても胸が苦しくなる

あぁ、いつのまにこんなに好きになってたんだろ






ハクはきっと千尋が好きだから。

思いを伝えたりはしない




ハク｢(人1)?｣




｢うん、わかりました。｣



私がそういうと、部屋から出ていった









着替えが終わり部屋を出ると

ハクともう一人男の人がいた



ハクと同じくらい美少年だ
…いらない情報でした。





ハク｢こいつは、月斗(ﾂｷﾄ)。私と一緒の仕事をしている奴だ｣




月斗｢月斗。よろしく｣


｢(人1)です!よ、よろしくですっ!｣





なんか、緊張するなぁ




ハク｢今日は、私か月斗のどちらかと行動してもらう。どちらにする?｣






えっ、これ、選ぶの。
え、えーっ





でも、ハクとやりたい。
けど、きっと顔も合わせられない

よし、ここは。






｢月斗さん…で。｣


月斗｢呼び捨てでいいよ、 (人1)。｣


｢あ、…じゃあ…つ、きと…?｣




なんかっ、緊張する!!

男の人を呼び捨てで呼ぶとか!
いやまあ、ハクも呼び捨てだけど!







ハク｢…｣


月斗｢じゃあ、今日はよろしく｣


この人なかなか笑顔を見せないなあ





｢あ、よよろしくおねがいしますっ月斗!｣




月斗｢ｸｽｯ…呼び捨ての癖に敬語なんだな｣

｢かぁぁ///｣


だめだ、男なれしとかなきゃ←





月斗｢お前、今からタメ口な。｣



｢は、はいっ…あ…うん!｣


月斗｢フッ…じゃあ行くか、ハクまた後でな ｣





｢それでは!さ、さようなら!｣


深くお辞儀をして月斗についていく






そういえばハク…全然喋ってなかったなぁ

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