【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~18話 作り笑い ページ20

＿ﾁｰﾝ

エレベーターから降りると千尋がいた



千尋｢A! 大丈夫だった!?何もされなかった!?｣


千尋…そんなに心配してくれてたんだ…
仕事のこと…言ったらもっと心配されちゃうよね…



｢大丈夫大丈夫!心配してくれてありがと((ﾆｺｯ｣


ハク｢!!(なんで…)｣


ばれてないかな?ばれてないよね?





＿作り笑いって。



ハク｢…リン! 千の世話よろしく頼む

みんな!今日から働くことになった千と(人1)だ。｣


『人間だー!』『なんでこんな奴らと…』


いろんな所から聞こえる批判の声

なんだよなんだよ。人間がそんなにダメか!
言っとくけど、みなさんも見た目人間とかいますからね!?


ハク｢千…千と(人1)は仕事が違う｣


千尋に私の事をいう

千尋｢えっ!Aは何するの?｣


千尋が私に向かって聞いてくる


｢…さぁ?｣


ほんとにわかんないし。
って言ってもわかんないのは…ハクと同じ仕事。


どんなことするんだろう。



ハクと同じ仕事はまだいい…
ただ、もうひとつのが嫌なだけだ。



床を取ること。…遊女。



｢…はぁ…｣

ハク｢…｣



何故私が、遊女をするか。



あの時。湯婆婆さんの部屋を出るとき、湯婆婆さんが小声で私に言った。





湯婆婆『あんたの、その人の心を読む能力で、お客様との接待の時に、お客様の心の中を読め。そして、お客様の望んでる事をするんだ。たとえ、いやらしい仕事でもね。絶対に不快にさせるようなことはするんじゃないよ』




私は、お客様の道具。
満足させる道具なのだ。



怖いけど…怖いけど、やるしかないんだ。

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