~17話 問い詰められる ページ19
__シーーーン…
今、私は湯婆婆さんの部屋から出てエレベーターの中。
とっても静か。エレベーターの中の電気の音がジー…と言っているのが聞こえるくらいに。
これが、私一人なら静かなのはしょうがないとしよう。
「(独り言、言わないし…)」
だけれども。
エレベーターの中には、私ともう一人。
ハク「…」
ハクだ
湯婆婆さんの部屋を出てから一言も喋らない。
なぜ…?
私なんかしたかな…?
「(は、なしかけてみようかな…?)」
少し自信を持って、ハクに話しかける
「あ、の…?ハク…?」
ハク「…なんだ。」
あ、答えてくれた。
「いえ、なんでも。 」
なんでもってなんだよぉぉお!!!
せっかく話しかけたのに、自分で終わらせちゃったよ!
こんな時千尋がいたら…
ハク「そなたは…」
「はい? 」
びっくりした。いきなり話しかけられた。
ハク、ずっと黙ってたのに。
ハク「そなたは…湯婆婆、さまに、私と同じ仕事、そして、床をとってもらうと話をしていたな…?」
あ、聞いてたんだ
「うん、そうだよ。」
ハク「どうして、そなただけ私と同じ仕事なのだ?それに、床をとることまで…」
し、しらないよ!私が知るわけないじゃん!
と、心の中で叫ぶ
「…分かんない…ねぇ、教えて?ハクと同じ仕事ってのはなにするの…?危険な仕事って言ってたけど…」
ハク「…詳しいことは言えない。だが、本当に危険なんだ。」
そんなに危険なんだ…
なんで湯婆婆さんは私に任せたのだろう。
心が…読めるから…?
お客様の心の声が読めるから?
「ね、床をとるっていうのはなに?」
ハク「!?知らずに受けたのか!?」
「?う、うん」
そんなにダメだったのかな?
ハク「床をとる…っていうのは…
お客様と営みをしたりすることだよ 」
「え。」
うそ、うそうそうそっ
私そんなの引き受けちゃったの?!
「そ、んな…」
私、ここでやっていけるだろうか。
でも、帰りたいといえば即豚だ。
それは避けたい
頑張るしかないんだ…!
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林檎大好き - 完結おめでとうございます。話しにめりこめるほど面白かったです。 (2019年8月31日 23時) (レス) id: eda718de7f (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品を削除してはいただけないでしょうか?理由としましては、もっと別の作品を書いてほしいからです!m(__)m (2018年4月4日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の素 - 完結おめでとうございます!えっと、今さらですが、ハクの漢字は琥珀ですよ。 (2015年3月27日 22時) (レス) id: d4eb4574f2 (このIDを非表示/違反報告)
聖龍(プロフ) - 完結おめでとう御座います! とても良いお話でした 他の作品も頑張って下さい! (2015年2月14日 18時) (レス) id: 0e09e09fbd (このIDを非表示/違反報告)
杜(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!すっごくおもしろかったです~(泣)番外編月斗とののろけ期待してます! (2015年1月21日 20時) (レス) id: 7d17e0fa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーとすぱげてぃ | 作成日時:2014年12月6日 13時