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第七話 ページ9

「炭治郎…!!!やばいよあの人、遠くから見ると何もかも只の人間なのに、言われた通りよく耳をすませたらほんとに鬼の音が微かにしたよ…」


(やっぱりあの女性は鬼だ。しかもかなり強い!

あれだけ目を引くような女性だから追われている事に気付けたものの、全く分からなかった!

あんなに人間に近い鬼は見た事がない!)


胡蝶の屋敷へ息も忘れるくらい走る3人。


考えるのは皆同じだった。とんでもない鬼が人間に化けていた



「おい角一郎!!どうしてあの鬼をあの場でやらなかった?!!」


「見たところ人間は襲われていなかったし、夜明けもすぐ来ていてアイツは姿を消して人には無害だ。

しかもここは人が多い。

戦いを仕掛けてもあそこは日の当たらない森が近くて圧倒的に不利だ!」


「くそがァ!!」



しかも…完璧な擬態だとしてもあんな匂いを出せるか??敵意の無いような、本当に人間のような匂いだった


「とにかく、しのぶさんに一刻も早くこの事を伝えるんだ!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『童磨ー!!近くにいるんだろ!出てきなよー!』


日の当たらない暗い森の中、先程から感じてた気配に声をかける



上を見上げると、高い木の幹に童磨が腰を掛けていた


「流石A!いくら気配消しても気づいちゃうんだもん。」



ストンと軽い音を立てて飛び降りた童磨は、蜘蛛の巣に引っかかったあ〜と笑っている


『さっき、胡蝶しのぶという女の名を聞いたんだけど』


「ええっ?!!あの!?俺が食い損ねた可愛い女の子の姉妹かな?」

童磨は大きなリアクションをとって悩んでみせる


『無惨の首を狙っている耳飾りの少年は、恐らく
その胡蝶しのぶに世話になって居るはず』


「成程ねぇ。ああ〜!是非とも俺が食べてあげたい!」


『僕はここに滞在して、日が沈んだら無惨の所へ行くよ。童磨はどうするの?』


そう聞きながら童磨が先程までいた大きな木の根元に腰をかけると、

ふと影が僕を覆った


童磨は僕に覆い被さるように木に両手を付け顔を近付けた


「Aとこういう事がしたいから追ってきたんだぜ?

…冗談さ!

俺も夜が来るまでここに居るよ!」

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深月あかざ(プロフ) - 面白いです!!更新頑張って下さい!! (2019年12月31日 0時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
たおべ(プロフ) - 福助さん» コメントありがとうございます!!はい!!頑張ります!( ´ ` *) (2019年11月5日 19時) (レス) id: efffbc55ca (このIDを非表示/違反報告)
たおべ(プロフ) - しがないペンギンさん» ありがとうございますう!!!見てくれて嬉しいです泣泣 (2019年11月5日 19時) (レス) id: efffbc55ca (このIDを非表示/違反報告)
福助(プロフ) - すき・・・しゅき・・・無理尊い・・・がんばってください(語彙力低下) (2019年11月5日 16時) (レス) id: 281beb9b84 (このIDを非表示/違反報告)
しがないペンギン - やっべぇ...好みドストライクの小説キタコレ え?あなた様が神か(コメント失礼します!とても面白いです!頑張ってください!)←逆々 (2019年11月5日 16時) (レス) id: 2ab28f40b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たろべ | 作成日時:2019年11月5日 3時

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