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第五話 ページ7

調べ物というものの、気配と姿を変えて
とある鬼殺隊の人間を監視するように頼まれた

なんでも鼻がよく効くらしく、僕の血気術でないと感付かれる可能性があるという


『なんていったかな…。そうだ。花札の耳飾りを付けた少年だ』


ちなみに今回は人間を食わなくても良い。

鬼になった筈が、何故か人を食うのには抵抗があり、何かしら無惨に頼まれた都合の時に食っていた


『……いた』


よくここらで最近任務を行っているというその耳飾りの少年は、見つけるのにさほど手間は掛からなかった


ここは人通りも多く、夜でも栄えている街だった

完全に姿を女性の人間に変化し、匂いや身に纏う空気さえも人間そのものの今の僕にはうってつけの場所だった


「たぁんじろぉ〜〜〜!!!お腹すいたよお〜〜〜!!!暗いよお〜〜!!!
鬼なんか此処にいないよお〜〜!!!帰ろうよお〜〜!!」


『…』

突然の鬼 という言葉に少々驚いたが、
その金髪の少年は涙と鼻水を垂らしながら炭治郎、という耳飾りの少年に抱きついて駄々を捏ねた


「まだ何があるか分からないだろ善逸。
それにさっき握り飯を食べたばかりだろ!」


「俺はなぁ炭治郎!!お前の握り飯を食ってやったよ!!ガハハハハ!!!」


なにあの被り物…?人間だよな

いいよいいよ伊之助、と言う炭治郎。伊之助と呼ばれた男は地団駄を踏んでいた


炭治郎という男は見るからに長男という雰囲気の少年だ


(あの3人で主に行動しているんだ。耳飾りと金髪の刀は恐らく一刀。あの猪は見た感じ二刀か…)


鬼殺隊は政府に公認されて居ない組織だと聞いている。

銃刀法違反に触れるため腰に隠しているが、僕には分かる


「鬼が現れるのを待ちつつ、しのぶさんに頼まれたものを買おう。もう夜だし、遅くなると怒られるからな」

「胡蝶さん笑顔で怒るもん!!!音が凄く怖いし!!顔はすっごい可愛いのにさあ〜〜」



胡蝶…


胡蝶。聞いたことがある名だ


確か…童磨が食い損ねたと泣きついてきた柱の女だ。


それに、怒っている音…?あの金髪の善逸という男は炭治郎に引き続き耳まで良いのか


その日の夜、街に鬼は現れなかった。多分僕から流れ出る微かな鬼の匂いで近づかなかったのだろう。


人間に擬態しつつ、鬼が気が付く匂いの限度を調べようとしていたが、かなりの微量で僕の匂いに鬼は気が付くらしい


そりゃ人間の形した餌から鬼の匂いがしたら気味が悪いよな

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深月あかざ(プロフ) - 面白いです!!更新頑張って下さい!! (2019年12月31日 0時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
たおべ(プロフ) - 福助さん» コメントありがとうございます!!はい!!頑張ります!( ´ ` *) (2019年11月5日 19時) (レス) id: efffbc55ca (このIDを非表示/違反報告)
たおべ(プロフ) - しがないペンギンさん» ありがとうございますう!!!見てくれて嬉しいです泣泣 (2019年11月5日 19時) (レス) id: efffbc55ca (このIDを非表示/違反報告)
福助(プロフ) - すき・・・しゅき・・・無理尊い・・・がんばってください(語彙力低下) (2019年11月5日 16時) (レス) id: 281beb9b84 (このIDを非表示/違反報告)
しがないペンギン - やっべぇ...好みドストライクの小説キタコレ え?あなた様が神か(コメント失礼します!とても面白いです!頑張ってください!)←逆々 (2019年11月5日 16時) (レス) id: 2ab28f40b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たろべ | 作成日時:2019年11月5日 3時

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