仲良し日記「新入生」 ページ4
『遅れちゃったよ♪どうしよう♪サボろうね♪』←
うーん…入学式はまだ始まってないみたい
大丈夫だよね
私のクラスは2-Aだから…
お、あそこかな
席は一つしか空いてない、そりゃそうか
早く座ろっと
隣には…はっ、愛しの山田くん！←
山田くんは餓死寸前の私にメロンパンをくれた命の恩人なのだ！←
まともに話したこと？ないけど？←
『失礼しまーす』
やっとの思いでついたこの席…一生離れないわっ！←
う「おい」
『あら、浦田先輩じゃないっすかやだ〜』←
私が心の底からおちょくってる浦田先輩が目の前にいる、なぜなんだ←
う「そこは先生の席だろ」
『え？私の席は？』
う「お前は生徒会だから進行をするんだよ」
『え？聞いてません！』
う「どうせお前のことだから寝てたんだろ」
そういえば、前の生徒会会議で寝たなぁ←
う「こっちだよ」
『先輩、一年生の背に負けてましたよ、ﾌﾟｰｸｽｸｽ』←
う「あ“？」
やだっ、怖いじゃないっすか(震え声)
うるさいからってことで眼鏡を着けさせられました
私、眼鏡を着けると物事に集中出来る精神が身に付くんだ
『新入生代表挨拶、〇〇さんお願いします』
「はい」
あー、聞く気になれない、どーせ去年と同じっしょ？
「私達新入生一同は、なるべく一人で頑張って、無理なら先生に頼るという精神を身に付け、血と汗が滲みまくる青春を送り、リア充を見れば舌打ちをするという校則をしっかりと守れる新入生になります！」←
ほら、やっぱ去年と同じだよー←
私達の頃もこれと同じような挨拶だったもん←
う「いやいや、おかしいだろ？」
浦田先輩がおかしいの、はい決定、これ決定！←
あ、彼方と目があった
目と目が合うこの瞬間…はっ、まさか運命！←
手を振ってみたけど、視線そらされた
くっ、私の濡れたティッシュメンタルが破れる！←
でも、私はこんなんじゃくじけない！ぜっっっっったいに仲良くなる！あわよくば惚れさせる！←
私はボソッと呟いた
『前みたいに名前で呼ばせるんだから！』
この言葉のおかげで私は前を向けたって言うのはもっと後のお話…
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真冬 - こういう終わり方もいい！ありがとうございます！ (2021年7月21日 21時) (
レス) id: 77b5772630 (このIDを非表示/違反報告)
ほしうさぎ - とてもおもしろかったです (2018年12月25日 10時) (レス) id: 507f4d2ce3 (このIDを非表示/違反報告)
夢の中にいる名無しモブ(プロフ) - ありがとうございます！更新頻度が私の事情で遅くなってもいますが…待っててくださいね！ (2018年8月15日 7時) (レス) id: 4b152f8869 (このIDを非表示/違反報告)
あまね - おもしろかったです。 更新頑張ってください (2018年8月15日 7時) (レス) id: 82e34f6b12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢の中にいる名無しモブ | 作成日時：2018年5月4日 21時
