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高校に入学してから2ヶ月が経った。
私は自己紹介の後に話しかけてくれた優奈と
居ることが多いけど、
有志くんと話す時間もそれなりに多かった。
そのうちに有志くんと優奈も
私を通して話すようになったようで、
優奈と一緒にいても、有志くんと話すことが
できるようになっていった。
.
『有志くーん』
西田「A!なにー?」
帰り際、教室のドア辺りで優奈と話していると
同じ1年生らしき女の子が声をかけてきた。
「西田有志くんに用があって」 と。
なので私はドアの方から有志くんを呼び、
用件を伝えた。
すると有志くんは、その子のことを
知っているみたいで、
そのまま廊下の方へと2人で歩いていった。
「ね、A、西田に告白かなぁ、あの子。」
優奈はちょっとテンション上がり気味に言う。
告白、かぁ。
何かやだな………。
優奈「え?」
優奈が驚いた様にこちらを見るので
何?と聞くと
優奈「告白、やだって言ったじゃん!」
優奈は 声に出てるよ! と言っている。
『えっ、声に出てた?……確かに告白って思うと
何かやだなぁって一瞬思った…』
優奈「え、それって西田のこと好きじゃん絶対。
てか、入学してすぐに西田とA、
仲良かったもんね。」
優奈とそんな話をして10分ほどすると、
優奈が そろそろ帰ろっかな と言う。
昇降口まで一緒に行くよ と返すと
西田はいいの? と返ってきたので
多分昇降口にいたら会えるから大丈夫、と言って
一緒に話しながら昇降口に向かった。
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作者名:ばばば | 作成日時:2019年12月11日 0時