ちび、動きます《Y.M》

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朝食を食べ終えて少し経てば、



昨日と同じように練習が始まる。



が、昨日とひとつ違うのは、



自分が、ノートとペンを持って



体育館に足を運んだことだった。



昨日は沢山バレーについて調べたので



今日は皆さんの練習の様子を



観察して、ノートにまとめようと思い、



昨日、荷物を取りに帰る際に持ってきたものだ。



私はそのノートに、皆さんの様子や



プレーをまとめていく。



バレー経験のない素人だけど、



元バスケ部マネとして、できることはやらなきゃ。





＿＿＿＿＿＿＿





しばらく練習を見ていると、




まさくんの様子が少し違うのに気が付いた。




『…足、ちょっと痛そう……？』



そう気付いてからは、まさくんを



少し多めに見るようにした。






観察を続けていると、ピーッと笛がなる。




中垣内さんが｢10分休憩！｣と呼びかける。




そのタイミングで、私はまさくんに声をかけた。




『まさくん、足大丈夫？』




柳田｢え、気付いてたの？A。｣




『うん、ちょっと右足庇う感じだったし、
表情がちょっとキツそうだったから。』




柳田｢あー、前に足首をちょっとな。
テーピング切らして今日貼れなかったから。
結構キてるかも。｣




『そうだったんだ……あ、ちょっと待ってて！』




私は駆け足で宿舎の部屋に戻る。




テーピングなら、バスケ部時代のものがある。



部員の子達にマネージャーとして



テーピングとアイシングをしていたから、



応急処置には自信があるんだよね。





.



＿.＿.＿.＿.＿.


余談ですが、
バスケ部のマネージャーで、
応急処置をずっとやっていた、というのは
私自身の経験でございます……。
調べた情報、と自分自身の経験もストーリーに
織り込んでいきたいと思っております。

本日もお読み頂きありがとうございます。

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