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翌朝、5時30分。
夜間の学生にとっては通常よりも幾らか早い朝。
選手の皆さんの朝食を作るべく、
私は布団から出て、身支度をして、
竹内さんの待つ調理室へ足を運ぶ。
竹内「おはよう、Aちゃん。」
『おはようございます!
遅くなってすみません…!』
竹内「良いのよ。じゃあ早速作りましょうか。」
竹内さんに献立表を貰うと、
野菜を切ったり、茹でたりする。
『こっちできました……!』
竹内「こっちもできたわ!盛りつけましょ!」
.
完成した料理を持って食堂にいけば、
選手の皆さんは既に集まり始めていた。
テーブルに料理を置いて、席を探していると、
祐希くんと、まさくんと西田さんが手を振っていた。
『祐希くん、まさくん、西田さん、
おはようございます…!』
私が挨拶をすれば、西田さんがえっと
声を上げた。
西田「何で俺だけさん付けなん!何かやだ!!
祐希さんとキャプテンみたいに
タメ語と、下の名前で呼んでや!」
西田さんが、ムスッとした顔でそう言う。
『えっ、じゃあ有志くん……?』
私がそう言えば、西田さんはもっとムスッとする。
『…………有志?』
西田「ごーかく!!」
石川「有志だけずるい!俺も!」
柳田「…む…………。」
有志…だけを呼び捨てにすれば、
祐希くんとまさくんもムスッとした顔をした。
『いや祐希くんを呼び捨てはちょっと…………。
それにまさくんも!有志とは1つ差だけど、
まさくんとは9つも違うんだから!!
これ以上無礼な言葉は使えないよ!』
私がそう言うと2人は諦めたようだった。
柳田「無礼とかは思わないけど…………
やっぱ年の差は気になるかぁ…………。」
祐希「むー…………でもやっぱ有志だけずるくね?」
『わかったから、席座ろうよ!
て、私ここで食べても良いの?』
柳田「そのつもりで呼んだしな。
これからもここで食べろよ。」
『あ、ありがとう!それじゃあお邪魔するね。』
私達は、座ってからも他愛のない話を沢山した。
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ちくし(プロフ) - 零崎哀識さん» コメントありがとうございます。ご心配おかけしまして申し訳ございません。当方人差し指でスマホ操作を行うので長文を書くのが難しくなりました。できるだけ早くお話が書けるよう頑張りますのでもう少々お待ち頂けますようお願いします。 (2019年11月3日 13時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
零崎哀識(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませていただいてます!怪我の方お大事になさってください!更新楽しみに待ってます^^* (2019年11月2日 15時) (レス) id: 0970f9f72e (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - 暁さん» ご指摘ありがとうございます。只今修正しましたのでご確認の程お願い致します。これからもご指摘の程よろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - あささん» お返事遅れてしまい申し訳ありません。ありがとうございます。更新速度に自信はありませんが、手当り次第バレーの知識に触れながら、続きを書いて参ります。よろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - 遥さん» お返事遅れてしまい申し訳ありません。続きを皆さんにお届けできるよう頑張りますので是非ともよろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばばば | 作成日時:2019年10月25日 23時