ちび、動きます《Y.M》

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ガチャリと音が響いて、




叔父の姿を発見する。




と、叔父はこちらに駆け寄ってきた。




南部｢お、A！来たのか。
すまんな、急な呼び出しで。｣




『全然！大丈夫だよ。で、用件ってなに？』




南部｢あぁ。今、W杯の約一か月前だろう？
竹内さんだけじゃマネージャー業に
負担がかかると思って、
一部の選手と面識のあるAに
マネージャーを頼みたいんだが、
是非引き受けてくれないか？｣




まさかのまさかだった。




私にはバレーに対しての関心と知識が無いし、




私なんかにはとてもできない。




『えっ、それはちょっと……。
だって私、バレーの事何もわからないし…
会ったことがあるって言っても、
4年前だよ？そんな私がマネージャーだなんて
そんなの…………。』




南部｢いや、マネージャーと言ってもそう
気負う必要ないぞ。献立表通りに選手のご飯を作
ったり洗濯をしたり、家事とそう変わらないが、
それでも難しいか？｣




家事とそう変わらない……




いつもしていることと変わらない、と




思ったら、引き受ける気が起きてきた。




『…うん、それだったら大丈夫そう！
叔父さんの頼みだもの。がんばるよ。』




南部｢本当か？引き受けてくれてありがとう。
中垣内にも、マネージャーになるかもしれない
というていで話を通してある。
あぁ、中垣内が新しい監督になったんだ。
話をしに行こうか。｣




『うん、わかった！』




中垣内祐一さん………元バレー選手で、




叔父と関係があるのはよく知っている。




小さい頃もたまにお会いしてたなぁ。




.

なんだかそう思うと4年前のことも、



懐かしく思えてきた。

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