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ガァン！と凄い音が響き、結界で作られた壁が消え、赤い菊の襖が部屋の中に蹴り飛ばされていった
姉「A！！」
部屋の中には全身傷だらけで、血塗れのAの姿と、見習いの姿があった
すると、私を見たAは、震える声で
『だめっ、来ちゃだめ、皆折られちゃう...！』
と言った
姫「うるさいなぁ、少しは黙ってくんない？」
Aにキツイ口調で言う見習い
それに対し、Aは再び『ごめんなさい』と繰り返した
姉「また...また、あの時と一緒じゃない...
痛くて、苦しくて、とても寂しかった
やっと終わったと思ったのにっ...！！」
怒りを含ませ、見習いに向かって歩いていく
姫「な、なによ紅葉さん、これ以上近付くなら妹さん、折っちゃうわよ？」
ヘラヘラと笑って小刀をチラつかせる見習い
それでも近付いて、見習いの目の前まで来ると、威圧に怯んだのか、一瞬動きが止まって、それから私に小刀を振りかざした
だが、私はそれを素手で掴んで止めた
ピリッと痛みを感じたが、Aが受けた痛みなんて比じゃ無いんだと思うと、いくらでも我慢できた
姉「Aに気安く触ってんじゃ無いわよ！！」
そう叫ぶと、またヘラヘラと笑った
姫「へぇ、いいんだぁ、口答えしちゃいけないって、お父様に習わなかった？
あ、お父様って分かる？貴方の元主の人よぉ？」
アイツのことを話された瞬間、体に悪寒が走った
それでも行動するには遅くて、私の手の中をズッと抜けていった小刀は、Aに切っ先を向けていた
そして、
姫「口答えすると、こうなるのよ！！」
きゃはははっと笑って、その小刀を、Aの脇腹に刺した
『ごめんなさいっ！ごめんなさい！ごめんなさいぃぃぃぃ！！！！』
悲鳴のような叫び声で謝罪を続けるA
途中でけほっと吐血するも、『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい！！』と謝り続けている
すると、背後から物凄い殺気を感じた
すると、その殺気は私の隣を歩いて、見習いの方へ向かった
姉「大和守くんっ...！」
殺気の正体である彼の名前を呼んでも、振り返ること無く、見習いへ一直線に進んでいった
そして、大和守くんを見上げた見習いに、バチンっとすごい音を立てて平手打ちをした
姫「な、何すんのよ！」
安「何が「何すんのよ！」だよ...
うちの嫁にこんなことしといて、平手打ちごときで泣きっ面かいてんじゃねぇ！！」
怒号を浴びせた大和守くんは、「首落ちて死ね」と見習いに言った
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央花(プロフ) - 打刀より小さくて、普通の脇差よりデカいなら、にっかり青江と同じく、『大脇差』されるかと。 (2019年3月26日 17時) (
レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 最高でした。 お話がとにかく細かくて深いのでつい感情移入してしまい、何度か泣いてしまいました…。そして安定くんのあの決めゼリフには鳥肌が立ちました…！本当に素晴らしかったです！ (2019年1月29日 1時) (レス) id: 0ffa96318d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう - 最高でした！ 次も楽しみ！！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 5f02d1d6bc (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！ちゃんと安定くんぽく書けてますかね？私自身ちょっと不安です(笑)これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - Tikuwaさん» ご指摘ありがとうございます！語彙力無くてダメダメですが、これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリサ | 作成日時：2018年3月22日 10時
