30 ページ31
薬「Aさん、この羽織、ありがとな」
見事に朝帰りしたため湯浴みをして部屋に戻ろうとすると、薬研に話しかけられた
『薬研！元気になったんですね！よかったぁ！』
羽織を受け取って、良かった良かったと言いながら頭を撫でると「調子狂うなぁ」なんて笑っていた
『また遊びに誘ってくださいねー！』
ではまた！と別れて部屋に戻ると、畳に雑魚寝している姉様と、その隣に加州様がいた
『なんだか、たった1晩会わないだけで、こんなにも久しぶりに感じるんですね』
清「この部屋を見るのがって事？」
『まぁ、それもあるんですけど、加州様の顔を見るのも久しぶりだなって』
ふふっと笑うと、変なのーなんて笑われてしまった
『一晩中戦えば、眠たくもなりますよね
今横になったら私も居眠りしちゃいそうです』
これはダメですねなんて笑うと、いいんじゃない？紅葉も寝てるしさと言う加州様
『うーん、じゃぁ少しだけ、』
寝ようかな、と言おうとすると、障子かさっと開かれ、見習いの姫華さんが入ってきた
姫「Aさん！加州さん！お話相手になってくれませんか？」
いや何のために見習いで来たんだ
清「ごめん、俺は紅葉の面倒見てるからむりかな、ごめん」
『じゃ、じゃぁ、私がお話し相手になりますよ！』
姫「ホントですか！嬉しい！ありがとうございます！」
じゃぁこっちでお話しましょ！
と手を引かれ、部屋を出た
出る瞬間後ろからごめんねーなんて加州様の声が聞こえた
連れてこられたのは縁側で、この間私が桜の花弁塗れにしたお庭の所だった
『もう本格的に夏ですね、姫華さんは夏はお好きですか？』
姫「私はあったかいのは好きだけど、あっついのは苦手なの」
えへへっなんてわざとらしい笑い方をした
姫「そう言えば、私達が初めて会った時、大和守さんに抱きかかえられてたけど、何かあったんですか？」
『あぁ、あの日、私無茶しすぎちゃって
重傷負ったんです』
姫「じゃぁなぜ、抱きかかえていたのが大和守さんなんですか？」
『それは、私達が夫婦刀だからですかね？』
そう答えると、姫華さんは一瞬で顔を歪めたものの、すぐに笑顔になって、
姫「そうなんですか」
と言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
央花(プロフ) - 打刀より小さくて、普通の脇差よりデカいなら、にっかり青江と同じく、『大脇差』されるかと。 (2019年3月26日 17時) (
レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 最高でした。 お話がとにかく細かくて深いのでつい感情移入してしまい、何度か泣いてしまいました…。そして安定くんのあの決めゼリフには鳥肌が立ちました…！本当に素晴らしかったです！ (2019年1月29日 1時) (レス) id: 0ffa96318d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう - 最高でした！ 次も楽しみ！！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 5f02d1d6bc (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！ちゃんと安定くんぽく書けてますかね？私自身ちょっと不安です(笑)これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - Tikuwaさん» ご指摘ありがとうございます！語彙力無くてダメダメですが、これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリサ | 作成日時：2018年3月22日 10時
