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政府の人に案内され着いたのは、大きくて、広くて、とても綺麗な本丸だった
重傷になってしまった私を、姉様はおぶってくれていた
姉様も傷が浅いわけじゃ無いのに
そんな時、ここの本丸の主がやって来て、私たちを手入れ部屋に案内した
手入れ部屋に着くと、姉様は私を床に下ろした
主「よし！じゃぁ、泡沫守A？だっけか？
お前は重傷だ、先に手入れをするぞ」
こっち来い、と自分が座っている前の床を叩いたが、私は拒絶した
『私は良いのです...先に、先に姉様の手入れをお願い出来ないでしょうか！
私は良いから...姉様を...』
お願いします！と土下座をする形になる
姉「っ！A！！そんな事を言っている場合じゃ無いのよ！
貴方は私よりも傷が深いのに！」
『それでも！！
それでも私は、、姉様が大事なのです...』
主「...分かった、、
大日向の手入れして、直ぐに泡沫守の手入れしてやるから、待ってろ」
『ありがとう、ございます...』
それから数十分後、私の手入れを念入りに、しっかりしてくれた
まずは小さな傷から、少しずつ
最後に、「肩、出してくれ」と言われ、切られた肩を、お着物の襟をめくって出した
その時、姉様が「ごめんなさい...」と呟いた
『姉様のせいじゃないんです
それに、今こうやって、生きて、手入れをしてもらっているんですから、もう大丈夫ですよ』
にこっと微笑むと、姉様は困り気味の笑顔で、「Aごめんね、ありがとう」と言って私の頭を撫でた
『あ、主様...に、なって頂けるのですよね...？』
主様、と呼んでおいて失礼かもしれないが、少し不安になってしまった
すると主様は、はっはっは！と笑って、
主「当たり前だろっ！それに、お前達姉妹はそれぞれ、加州と大和守の夫婦刀なんだろ？
そしたら、会わせてやらない訳ないだろ」
にししっと笑った主様は直後、大声で「加州！！大和守！！手入れ部屋に来ーい！！」と言った
すると、慌ただしい、焦りを感じる足音が本丸内に響いた
会えるんだ、という嬉しい感情と、こんな情けない姿見せたくないという感情が混ざって、訳も分からず涙が滲んだ
『姉様...』
そういって姉様の懐へ飛び込んだ
姉「A...会えるのよ、やっと...」
そう言った姉様も悲しそうな顔をしていた
『こんな情けない姿なんて見られたくないっ...』
そう言うと、姉様は息を飲んだ
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央花(プロフ) - 打刀より小さくて、普通の脇差よりデカいなら、にっかり青江と同じく、『大脇差』されるかと。 (2019年3月26日 17時) (
レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 最高でした。 お話がとにかく細かくて深いのでつい感情移入してしまい、何度か泣いてしまいました…。そして安定くんのあの決めゼリフには鳥肌が立ちました…！本当に素晴らしかったです！ (2019年1月29日 1時) (レス) id: 0ffa96318d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう - 最高でした！ 次も楽しみ！！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 5f02d1d6bc (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！ちゃんと安定くんぽく書けてますかね？私自身ちょっと不安です(笑)これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - Tikuwaさん» ご指摘ありがとうございます！語彙力無くてダメダメですが、これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリサ | 作成日時：2018年3月22日 10時
