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主「体の調子はどうだ？
まだ痛むか？」
『いえ、痛みはもうほとんどありません
本当に、ありがとうございました』
ぺこりと一礼すると、「主として、当たり前だろ！」と、頼もしい返事が返ってきた
『そう言えば、あの日私が着物を汚してしまったあの、小柄な女性は、1体どなたですか？』
ふと思い立って聞いてみた
主「あぁ、あいつは姫華とかいってな
１週間、見習いに来てたんだ
でも、しばらく忙しくて、なかなかきちんとした事教えられてないから、あともう１週間いる予定だ」
ここだけの話だがー、と耳打ちで、小さな声で主様は話してきた
主「実は、あいつかなり名の知れた乗っ取りらしい
お前も見ただろう？気に入った刀剣に媚び売って、この本丸を自分のものにしようとしているんだ」
それを聞いた瞬間、ゾッとしてしまった
『そんな！では主様が主ではなくなってしまうのですか！？
私はそんなのいやです！
主様はとてもお優しい方です！主様！主を辞めないでくださいな！』
必至に話すと、「はっはっはっ、分かってるよ」と愉快そうに話す主様
主「大丈夫、こんのすけには政府に連絡するように言ってあるから」
心配すんなよー、と、私の頭を撫でて部屋を出ていくと、入れ違いに薬研が入ってきた
薬「よ、泡沫守さん
もう痛くはないか？」
私の布団の隣に座り込んだ薬研
それに、『えぇ、もうすっかりよくなりました』と笑顔で返すと、そうか、良かったなと言った
薬「その調子じゃ、もう歩き回っても大丈夫みたいだな
動ける事は大将に報告しとくから
泡沫守さんは出陣に出た大和守の旦那の帰りを待ちな
帰ってきたら、うんと甘やかしてやるといい
なんせ、かなり心配してた様子だったからよ」
ふっと笑って、じゃ、ごゆっくりー、と部屋を出ていこうといた時、あ！と、口を開いた
薬「見習いの奴にはあんまり近付くなよ
そう大将が言ってたぜ」
じゃーなーと障子を閉めて、部屋を出ていった薬研
確かに、乗っ取りと言うくらいだから、あの女性には近付かないようにしよう
『安定様が帰ってくるまでに、身なりを整えますかね』
すっと布団から出て、布団を畳み、押し入れに仕舞い込み、内番服に着替えて、簪で髪をくくりあげた
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央花(プロフ) - 打刀より小さくて、普通の脇差よりデカいなら、にっかり青江と同じく、『大脇差』されるかと。 (2019年3月26日 17時) (
レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 最高でした。 お話がとにかく細かくて深いのでつい感情移入してしまい、何度か泣いてしまいました…。そして安定くんのあの決めゼリフには鳥肌が立ちました…！本当に素晴らしかったです！ (2019年1月29日 1時) (レス) id: 0ffa96318d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう - 最高でした！ 次も楽しみ！！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 5f02d1d6bc (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！ちゃんと安定くんぽく書けてますかね？私自身ちょっと不安です(笑)これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - Tikuwaさん» ご指摘ありがとうございます！語彙力無くてダメダメですが、これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリサ | 作成日時：2018年3月22日 10時
