15 ページ16
大日向side
私の不注意だった
敵に腹と腕を切り付けられた
それを見たAは、怒りに我を忘れた
目は熱を宿し、赤く光り、残像を残した
刀は怪しげな光を放ち、尋常ではない早さで敵を切り裂いていった
自らが切り付けられているのにも気付かず、赤い２つの光を引きずって
姉「ダメよA！！止まりなさい！！う゛っ！」
叫んだら切り付けられた傷が開く
堀「大日向さん！しっかりしてください！！」
瓦に手を付く私の肩を抱く堀川
姉「私はいいから！堀川、Aに応戦して！」
堀「で、でも！」
姉「いいから！
あの子はもう止まらないわ...
止まる時は、目標を撃破するか、
自らが折れるかよ」
堀「そんなっ...！」
姉「だから、あの子が折れないようにしてっ！」
堀「っ、分かりました！
無理しないでくださいね！」
うん！とだけ強く頷いて、刀頼りに立ち上がる
腹を抑えてゆっくり歩いて、たまにこっちに来る雑魚を切り捨てていった
堀川が応戦してくれているからなのか、Aが切りつけられる回数が減った
だが、1人敵の群れの中に飛び込んで行くから血は流れっぱなしだ
清「紅葉！！」
姉「清光！？
下は片付いたの？」
清「あぁ、それより傷が！！」
姉「私は良いの！！
Aが1人であの中にいるの！」
私の目線の先には、黒い霧が立ち込め、時折赤い水が飛び散るあの場所だった
安「ちっ！また無理して...！！」
それを聞いた大和守さんが刀を構えて霧の中へ走っていった
清「おい安定！！」
兼「止まれ！折れるぞ！！」
それでも止まらない大和守さん
清「和泉守、紅葉を頼んだ」
それだけ言うと、清光も刀を構えて霧の中に消えた
その後、飛び散る赤い水は減り、黒い霧が増えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
央花(プロフ) - 打刀より小さくて、普通の脇差よりデカいなら、にっかり青江と同じく、『大脇差』されるかと。 (2019年3月26日 17時) (
レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ - 最高でした。 お話がとにかく細かくて深いのでつい感情移入してしまい、何度か泣いてしまいました…。そして安定くんのあの決めゼリフには鳥肌が立ちました…！本当に素晴らしかったです！ (2019年1月29日 1時) (レス) id: 0ffa96318d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう - 最高でした！ 次も楽しみ！！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 5f02d1d6bc (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！ちゃんと安定くんぽく書けてますかね？私自身ちょっと不安です(笑)これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
エリサ(プロフ) - Tikuwaさん» ご指摘ありがとうございます！語彙力無くてダメダメですが、これからも宜しくお願いします！ (2018年4月8日 13時) (レス) id: 7fd62f02c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリサ | 作成日時：2018年3月22日 10時
