季節カレシ

2 ページ47

時間が経つのは早いもので、

もうクリスマスパーティーが始まった。





クリスマスパーティーは金持ちのクラスメイトの家で開かれている。




皆ドレス着ておめかししてるな…。



私も一応ドレス着てるけど似合ってない気がしてならない。






適当にパーティーに来ている友達に一通り挨拶したあと、


赤葦を見つけた。






相変わらずモテモテで女子に囲まれている。







…皆可愛い。


ああいう子が赤葦は好きなのかな。





と勝手に思って落ち込む自分が馬鹿みたいだ。






すると赤葦と目がばっちりあった。





「来てたなら声かけてくればいいのに」



「女子囲まれてたから声かけにくかったの」





赤葦が女子の集団から抜けてきて私のとこに来てくれて




嬉しいと思ってしまう。




ていうか、スーツ着てる赤葦かっこよすぎだし…。


ドキドキする。




赤葦はじろじろと私の体を見ていた。


「な、なによ…」







「馬子にも衣装だなって」






「赤葦のばかっ！」




さっきまでのドキドキ返せ！！




赤葦はクスクスと笑ってからかう。





「ここだと皆いてうるさいし、



外でない？」





「いいけど…」








外にでるほど重要な話しでもあるのかな？




そんなことを思いながら赤葦と外に出た＿＿

3→←12月カレシ【赤葦京治】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す