４１＊ ページ43
銀時「で、行かなくていいの？」
と隣で煙草を吸っている男に問う。
土方「行ったところで何も変わりゃしねぇよ・・」
銀時「でも沖田くんは行ったみたいだけど？」
と先程慌てた様子でAちゃんを横抱きしたまま、出て行った沖田くんの姿が見えた外を見る。
土方「んな事アイツも知ってる。今更俺らに出来ることなんざねぇんだよ」
桂「この雨だ。大丈夫なのか？」
土方「・・いつかはこうなる運命だった。俺だって後悔くらいはしてら」
煙草の煙を吐き出すと、土方くんも外を見て言った。
土方「無理矢理にでも病院に入れときゃよかったってな。でも、ココにいたいっていうアイツの気持ちを汲み取った結果、アイツの寿命を縮めてた。アイツを死なせようとしてんのは、俺たちなのかもな・・」
桂「・・土方」
銀時「・・・それでも生きたいって、死んだりなんかしないって言ったんだろ。本人が、沖田くんがまだ諦めてねぇのに、土方くんは諦めるってーのか？鬼の副長が聞いて呆れるぜ」
土方「・・・お前」
やべ、さすがにバレたか？
ちょっと言い過ぎたかもしれねぇと考えるが、土方くんはつっこむことはなかった。
ただ黙って煙草を吸っている。
俺はその姿を見て、雨の降る外を見れば
銀時「！！！」
俺の視界にはビルの屋上にいる笠を被り、錫杖を持つ人影。
俺はすぐさま料亭の２階から飛び降りた。
桂「おい！！どうした！！」
上からヅラの声が聞こえる。
銀時「クソッ！アレは・・・アイツは！！」
あの人影には見覚えがある。
アイツは・・・厭魅。
やっと見つけた。
銀時「絶対、捕まえる！！」
荒れた道を走りビルを目指すが、そのビルを見上げるともう人影はなかった。
銀時「・・確かに・・・今」
今、確かにいたはず。
銀時「！！」
直後、背中に気配を感じ後ろを振り向けば
銀時「・・お前」
傘をさしたまま道端にしゃがむ神楽と定春がいた。
神楽は悲しげな表情で俺を見つめていた。
神楽「・・アンタに、お願いがあるの」
神楽の口から、お妙が白詛に罹りもうそんなに長くないことを聞かされた。
神楽「だからお願い・・。一時でいい、姉御の前で・・・銀ちゃんのフリをして・・」
銀時「・・・」
神楽「姉御の前で・・私たちと・・・万事屋になって・・・」
俺の前で神楽は涙を流して訴えた。
その姿を見て俺は・・。
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ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか？ (2019年4月28日 16時) (
レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます！！涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます！！長引いてますがよろしくお願いします！！ (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです！むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです！1日の楽しみになってます！応援してます！！ (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田いずみ | 作成日時：2017年11月5日 22時
