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俺は墓地を後にしフラフラと街を歩く。
俺が歩いているのはかぶき町のはず。
だが・・
銀時「俺の知ってるかぶき町じゃねぇ・・」
ビルや民家は半壊、もしくは瓦礫の山になっている。
そしてあの象徴ともいえるターミナルがへし折られている。
銀時「なんなんだよ・・建物は壊れてるやがるし、それに・・」
もう一度周りを見渡すと、路地で倒れ白髪頭の人間が動かなくなっている。
銀時「そういや・・」
お登勢『アンタの世界が地獄なのか、私らのいる世界が地獄なのか今じゃわかりゃしないよ・・。ま、それでもみんなアンタの死を受け入れてそれぞれの道で生きてるよ・・』
そんなことをババアが言ってたな・・。
銀時「映像でも映画でもねぇ。じゃあこの世界はいったいなんなんだ・・」
俺の脳みそは混乱状態。
そんな中聞こえたのは
?「まぎれもない現実です。銀時様、アナタにいずれ来る現実です」
その声で驚き、俺は映画泥棒であるソイツを指差した。
銀時「お前!喋れたのぉおおおおお!!?」
?「銀時様、私はアナタをこの世界に呼び出すために、ある方に作られた時間泥棒と言う名のタイムマシンです」
銀時「時間泥棒だ?」
時間泥棒は驚く俺を無視して説明する。
時間泥棒「この世界はアナタが先程までいた世界の5年後の世界。いずれ世界が辿る・・全てが終わった未来の姿です」
銀時「全てが終わった俺たちの・・未来・・」
今までのことを思い出す。
自身の名前が刻まれた墓石。
廃墟とかしたかぶき町。
白髪頭で倒れている人間。
時間泥棒「今やこの地球は捨てられた星になりました。あの方はこの世界を変えるために、アナタを呼び出したのです」
俺は話の皆目がつかず思わず時間泥棒の胸ぐらを掴んだ。
銀時「あの方って誰だよ!!俺たちの世界に何が起こったってんだよ!!」
何も答えない時間泥棒にイライラし揺さぶったら
銀時「あ!」
時間泥棒の頭部が外れ地面に転がる。
そして
グシャッ
バイクにひかれて潰れた。
時間泥棒「どうやら私の役目は・・ここまでです」
そう言って俺の額にハナクソを付けた。
なんでもコレは、周りに坂田銀時とバレないようにするためのモノらしい。
時間泥棒「この世界の人間に素性を知られてはいけません。まずは源外様を・・お探しください」
そして時間泥棒は生き絶えた。
銀時「さ、最悪だ・・」
俺はわけのわからぬ世界に一人取り残された。
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ユズ風呂(プロフ) - 完結編でぶっちゃけ夢主ちゃんの格好何に似せたんですか? (2019年4月28日 16時) (レス) id: 8ff75eaee8 (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - 紫蘭さん» リクくれて始まりも遅かったのにそう言われて頑張れます!!涙腺崩壊しちゃってください笑笑 (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
沖田いずみ(プロフ) - りんごあめさん» そう言ってもらえると頑張れます!!長引いてますがよろしくお願いします!! (2017年12月3日 21時) (レス) id: 028374920b (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 逆にもっと長引いてほしいです。切実に…笑 毎日毎日涙腺と格闘してます…もう悲しくて悲しくて…。 引き続き頑張って下さい!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 684ce788b1 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - むっちゃ好きです!むしろ長引くほどいずみさんの小説読めるので嬉しいです!1日の楽しみになってます!応援してます!! (2017年12月2日 23時) (レス) id: 7b8fac289e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2017年11月5日 22時