噂と真実と空と地面 ページ3
「つきあってるみたい」「つきあってるらしい」
そんなの何回も何回も聞いたからもう聞き飽きたし、
大体全部ウソ…というか本人の心は相手に向いてないというか。
でも「つきあってる」ってまともに聞いたのは今回が2回目で、
1回目はBIGBANGになる前のテヤンで、
今回は、…テミン。
俺だって、テミンのおかげでAが動き出して今があると思ってるから…
Aがテミンに恋しても全く不思議ではないし、
本来才能に恋するタイプのあいつだからむしろ納得がいくくらいだ。
テミンはなんでAを好きになったんだろうな。
まあ、好きなのに「なんで」も何もないか。
Aを頼むぞなんてことも言えないし。
俺にできることなんてないんだよな。
なんでだろ。
今まで「世の中の男が全員Aに堕ちればいい」なんて思ってたのに、
俺の胸が痛い。
I'll give it to someone…
I'll give it to someone…
A「あたしはー、誰にあげよっかな」
HC「…？」
A「ヒチョルー、どこ行ったのー」
Aが屋上で呼んでいる。
俺は屋上じゃない…
何で玄関にこなかったんだ？…
A「結局その辺にいるんでしょー」
今すぐ階段を駆け上がりたかった。
でも、その気持ちを抑えて、空ばかり眺めた。
A「あれ…」
HC「あ」
A「わあ！雪！」
姿が見えなくても、喜んでいる様子が見えるようだった。
ヒチョルは結局たまらなくなって、
屋上に向かって声をかけてしまった。
HC「おい！お前なんで屋上にいるんだよ、主役だろ」
A「あ！やっぱりいた！ねえ、初雪！だよね？」
顔も見ずに声だけで会話する。地面と空の会話。
名前を呼んだわけでもなんでもない。
声を聞くだけで、…もしかしたら聞かなくたって、すぐわかる。
HC「そうみたいだな」
A「一緒に見たの久しぶりだね！」
HC「ああ、そうだな」
その時、屋上の古いドアが開く音がして、ヒチョルは口を閉じた。
TM「Aちゃん、雪だよ」
A「あ、…うん！」
TM「気づいたから急いで上がってきた」
…
空にいる二人の声は澄んだ空気に昇って聞こえなくなった。
ヒチョルはひとつ息を飲みこんで、
静かに、宿舎への道を歩き出した。
HC「someone special、ねえ…」
そんなのもうひとりしか思いつかねーよ。バカか。
…身体が冷えていく。少し薄着をしたせいか、それとも、、、
寒いから涙も凍って出てこねー。
出た方が余程ラクだ。
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にいな(プロフ) - ゆいろはさん» わたしもきすみですよ！笑 雑食とっちらかしなもので〜アイドル大好きなんですよね。ちなみにスヒョンペンです！むしろきすみさんがこの物語読んでくださってるのが光栄ですっ…！ありがとうございます！ (2014年11月1日 13時) (
レス) id: e549a60c07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいろは(プロフ) - U-KISSが出てきたことにビックリなのとそれ以上に作者様がU-KISSを知ってくれてるって喜びの方が大きかったです♪私EXOペンでありながらU-KISSペンでもあるので！これこらも頑張って下さい♪ (2014年11月1日 13時) (レス) id: 025ae9c109 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロン(プロフ) - はいっ☆見守ります♪p(^^)q♪ (2014年1月18日 21時) (レス) id: 0719d3023f (このIDを非表示/違反報告)
ヒボム(プロフ) - にいなさん» 一生お供しますっww (2014年1月18日 20時) (携帯から) (レス) id: f40d4dd15a (このIDを非表示/違反報告)
にいな(プロフ) - ヒロンさん» テミンが、頑張れるかどうか!!!!! いまここです！ここが頑張り時です…見守ってください…!! ＞＜ (2014年1月18日 20時) (レス) id: e549a60c07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいな | 作成日時：2013年12月19日 22時
