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朝の電車は嫌いだ。
っていう人はまぁ多いかもしれないけど
私はそうでもない。
通勤ラッシュを避けているから人はそこまでいない
一緒に登校する友達なんかも欲しいけど、
やっぱ1人の方が楽かもなぁ
なんて思いながらぼんやりしていた
電車が停車し、人がちらほら入ってくる
その中にはあの毛先の赤い男の人もいた
まさか朝の電車まで同じ時間だなんて
私は何故か少し嬉しくなった。
いつかお話できたらいいなぁなんて
思いながら電車を降りた
駅から学校までは近いとも遠いとも
言えない微妙な距離にある
私の少し前をあの人が歩いている
｢(電車でも思ったけどすごい背高いよなぁ)｣
私は155cmとあまり大きくは無いのでとても羨ましい
そんな事を考えているうちに学校についた。
靴箱へ行くとまさかのあの人も1年生の靴箱にいた
しかも、もしかすると同じクラス…？！
ってことは昨日同じ教室で1回会ってるってことだよね…
私は自分の視野の狭さに、驚きと同時にがっかりした
教室に入って自分の席につく
私の席は窓側の後ろから2番目っていう
なんとも微妙な席。
居眠り常習犯としてはあまりよろしくない席…。
あの人の席はまさかの隣___？！？！
なんて少女漫画みたいな事はなく、窓側の1番前だった。少しがっかりしている自分がいる。
7時50分
HRが始まるまであと40分
私はすることも無いので時間まで寝ることにした
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作者名：渡 | 作成日時：2020年4月22日 4時
