ずるいやつに、恋をした 〜Daiki.A〜

story 41(有岡side) ページ41

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有岡side




…あ、やべ、顔見られちゃった




俺の顔を見たAは不思議そうな顔をしてる




そりゃそうだよね。俺今めっちゃニヤケてるもん








目の前で涙目で俺の質問に答えるAが可愛すぎる





でも、まだまだ。好きって言うまで意地悪すんのはやめてやんない








『なんで…？』




「そう。何で俺にそんなことしたの？」







そう聞くと、明らかに動揺するA





そして、しばらく悩んだあと決心したように口を開いた








『あの…そんなことしたのは…』






「うん、なに？」









・








『大貴が、好き…んっ！？』







好きって言った瞬間、 軽く触れるだけのキス








・







「俺も好きだよ、A」








『………えっ、？え！？いま、なんて…』







数秒固まってから、面白いぐらいに慌てるA







「A、こっち向いて」






Aがこっちに振り向いた瞬間、また唇を塞ぐ





今度は、すぐ離さず何度も角度を変えてキスをする






『んっ…だ、いき…』






「んっ…はぁ、何回でも言ってあげる。…好きだよ、A」





唇を離して、蕩けそうなAの目を見ながらそう言った




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