20話 感情の歪み ページ21
紬「貴方って全部嘘でできてるわよね。」
『？』
紬「自分じゃ分からない？まぁ、嘘つきってこと。」
『そう？そんなことないでしょ。』
いや分かってる。でも出来ないのだ。
愛することも、なにもかも忘れてしまったから。
紬「その割には独占欲強いし、我儘よね。」
『……なんか分かるかも。』
紬「歪んでるわね。貴方。」
確か独占欲は強いなって昔から思っていたけど……
誰から見ても独占欲強いように見えたのか？それは気をつけなくてわ。
紬「あ、別に他の人から見たらそうでもないと思うわよ。私の観察力がすごいだけたから。」
『…それはすごいね。』
紬「うん。」
素直に褒めれだろうか。
嘘ってバレなかったかな？
紬「また、嘘ついたね。」
『…………どうやったらバレないようになるんだよぉ…。』
紬「ふふっ！私に嘘つくなんて無理だよ。」
『はぁ』
rd「なに話してんのっ！」
紬「あ！らだおせんせぃ！おつかれさまですぅ。」
語尾いちいちさげんな。
このぶりっ子してるときのこいつが一番嫌いだ。
こいつこそ嘘つきなんじゃね？
rd「早く帰れよ。」
紬「は〜い！じゃあねAちゃん。」
『……先生さようなら。』
あの女に返事なんてするきわない。
話は済んだし早速と帰ろう。
rd「あ！佐藤さん。ちょっと明日の体育の準備手伝ってよ。」
『え？』
─────
『ふぅ…』
rd「終わったぁ〜。佐藤さん、手伝ってくれてありがと。」
『いゃまぁ、はい。』
rd「暗いけど大丈夫？」
気づいたらもう外は真っ暗だった
『大丈夫です。』
rd「えっでも…」
？？？「らだ男ｸﾝ。ﾐﾂｹﾀ。」
rd「みどり〜！もっと早く来てよ！」
md「ﾊｲﾊｲ。ｿﾚﾖﾘこの子は？」
rd「佐藤さん。俺のクラスの子。こんな遅くまで手伝ってくれたんだよ！めっちゃいい子だろ？」
なんかそれはむず痒い。前から思ってたけど結構陽キャだなこの人、住む世界が違う…。
md「遅いｹﾄﾞ大丈夫？送ﾛｳｶ？」
『大丈夫ですよ。ほんとに。』
ていうかこの人小説のめっちゃゲームうまい人じゃん。
らだ男先生もまぁまぁうまかった気が…なくもない。
rd「ねぇ。送ってくよ。こんな時間はさすがに危ない。」
『…………じゃあ、お願いします。』
rd「みどりも。」
md「ｵﾚﾓ〜？ﾒﾝﾄﾞｸｻ。」
渋々送っていってくれるようだ。やっぱいい人なんだな。
でもやっぱりどうも感じない。
私はいつからこんなクソ野郎になってしまったのだろうか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リコ(プロフ) - 否さん» コメントありがとうございます！そんな言葉を頂けて凄く嬉しいです！、これからもこの小説をよろしくお願いします🙇 (4月17日 7時) (
レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
否 - 今日初めて出会ったけど、神作品！！ (4月16日 23時) (レス) @page32 id: 849e71662b (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - くれぴとさん» こコメントありがとうございます!!天然たらしww確かにそうかもです😆褒めてくださりとても嬉しいです！これからも是非この小説を楽しんでください✨ (7月19日 22時) (レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - わぁお夢主ちゃんったら天然たらしね！(？)リコさんの文才がすごすきてもう語彙力宇宙旅行ですわ！(？) (7月19日 21時) (レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - 瑠衣(読む専)さん» コメントありがとうございます!!とても嬉しいです✨まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2023年5月5日 11時) (レス) id: 6aa704df5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾁﾂﾂﾂﾂﾂﾂｽ | 作成日時：2023年3月26日 16時
