16 上京 ページ19
それから私は田舎町で育った。
楽しく育った。
そして新しい学校でもいっぱい友達ができた。
シルクの事なんて…忘れてた。
忘れたかったんだ。
二度と会うことのない人。
思い出す度に叫びそうになる。
頭が痛くなる。
あの笑顔が恋しくて。
シルクとはLINEももうしてない。
最近シルクがYouTubeというものを始めたとか。
「見てみようかな……」
『どうも、Fischer'sシルクです!』
マ「マサイです!」
頭が痛くなる。
嫌だ、思い出したくないのに。
なんで見ちゃうの?
頭が痛いよ。
見たくない。
なぜ見ているの?
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、
見ているの?
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
上「どうしたの!?」
「来ないでよ!すべて燃えちゃえばいいのにさぁ!!!!」
大学生にもなって情けないな、私は。
「…………私は……もうここを出ます。」
上「……そう。」
「今から用意して、ひとりで全部やってく。」
上「何かあったら電話してね!」
「たぶんする。」
そして私は家は決まってないが、お金を少し借りて上京した。
ホームステイみたいな感じかな。
「会える……かな?」
会えないよね。
シルクは東京だけど会えないよね
会えたら、なんて思ってる私ってバカみたい。
そんなことを考えていると誰かにぶつかった。
あー、荷物ほとんど落ちちゃった。
?「すみません!今から拾いますんで!」
「いえ、大丈夫ですよ。」
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七望(プロフ) - りれ@シルク君好きさん» ありがとうございます!がんばりますね!!! (2016年8月28日 1時) (レス) id: fde2e3dbd0 (このIDを非表示/違反報告)
りれ@シルク君好き - 続きが気になる!更新頑張って下さい! (2016年8月20日 18時) (レス) id: 0703accaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナマヨ | 作成日時:2016年8月4日 7時