14 エセレの木 ページ16
「そういえば、エセレの木って……?」
上「昔、エセレという外国人がこの町に来たの。その人はこの町の家やお店をたくさん作ったの。エセレはある日熱を出した。エセレはある子供にクスリをもらってきてもらったの。でもエセレはそのクスリで殺されてしまった。熱が出ていたのにも関わらずエセレという人はころされてしまう一時間前に広場に大きな木を植えた。それがエセレの木よ。クスリを渡したのはその子供。いまから5年前で貴方は中学2年生だから……あなたと同い年ね。」
「私と同い年?」
上「ええ。で、その子はエセレに好かれていたし、自分も大好きだった。兄弟みたいな感じね。その子は騙されてクスリを渡してしまったの。そしてその子はこの町を出ていった。よっぽど苦しかったんでしょうね、大切な人が死んで」
「名前は?」
上「な、名前は……上田優」
「上田優……?それってシルク?」
上「ええ。もうこの話は終わりにしましょう!学校はどうする?帰り道もわかんないのよね。」
「学校はちょっと……」
上「一応怪我もしてるし、引っ越しってことでね!」
「(シルクたちとは分かれがたいけど……私はここで暮らすことに決めたんだ。ラインもできるし、いいよね。)」
「わかった!」
A元気?私はもう学校には行けないんだ。ごめんね
シルクそうか。俺は元気だから心配すんな。
A背中は大丈夫かな
A背中は大丈夫?
「返信まだかなー」
ピヨピヨ♪
シルク背中はキズ一生残るって言われた。背中のことはあんまり聞かないで欲しいな。
「一生残る……か。背中、鍛えてたんだよなー。」
Aごめん!
Aまた会えたらいいね。
いつか会えるよね。
またきっと。
必ず。
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七望(プロフ) - りれ@シルク君好きさん» ありがとうございます!がんばりますね!!! (2016年8月28日 1時) (レス) id: fde2e3dbd0 (このIDを非表示/違反報告)
りれ@シルク君好き - 続きが気になる!更新頑張って下さい! (2016年8月20日 18時) (レス) id: 0703accaf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナマヨ | 作成日時:2016年8月4日 7時