sweet memory

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・・・え、


俺のこと・・・知らない？って・・・


ナンパですか


まあ、どこかで見たことあるような顔・・・


ん？


・・・あ！！！！


「シェアハピ！！！」


わたしが大声を出した瞬間、彼が口元に手を当てながら大笑いした。


「シェアハピって(笑)そうやって言われることあんまりないから新鮮だわ(笑)」


・・・なんか
怖そうだし、偉そうなやつって思ってたけど
実は話しやすい・・・のかな？


「あー笑った(笑)じゃあ、分かるよね？
三代目 J Soul Brothersのボーカルの登坂広臣です」


「ご、ごめんなさい。
音楽は自分の好きなものしか聞かない主義で・・・
CMは普通に見るから、シェアハピは分かってたんですけど・・・」


広臣「いや、シェアハピでも充分でしょ(笑)ありがとう(笑)」


「・・・どうでもいいんですけど、笑いすぎじゃないですか！？」


そう、登坂さんはまだ笑ってる。


広臣「なんかツボに入っちゃって(笑)シェアハピ(笑)」


そんな登坂さんの姿を見てたら、思わずわたしまで笑ってしまって。


昨日、怖いと思っていたのが、嘘みたいだった。


「・・・あ、でも、そろそろお暇しなきゃ」


芸能人の方なら、なおさらお邪魔するわけにはいかないもんね


そう言って、鞄を持って玄関に向かおうとした。


その時


グイッ


昨日とは違って、優しく手を掴まれた。


広臣「さすがにこの時間から、女を出歩かせるわけにはいかないし。
朝までここにいれば？
俺、明日OFFだから、酒でも飲もうよ(笑)」


・・・まあ、身元が分かるひとだから
大丈夫かな・・・？


不安よりも、期待の方が勝ってしまったので
登坂さんの提案に乗ることにした。

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