sweet memory

28 〜広臣side〜 ページ29

俺が、変な顔とか言ったから
Aはご機嫌ナナメ。



そーゆー顔も可愛い。
とても同い年とは思えない(笑)



駐車場に着いた途端
予想通り早く車から降りようとするから



ちょっとビックリさせてやろう
ただそれだけのはずだった



Aの前に俺の身体を乗り出して
どんな反応するかなって



Aの顔見たら



ちょうど上目遣いされてる状態



・・・やば、すげぇ可愛い



一瞬、理性がぶっ飛んで



気付いたら、Aにキスしてた



広臣「・・・！！！ごめん」



急にごめん、って思って
咄嗟に出ちゃった言葉



俺が軽いヤツって受け取られてたら
どーしよ



いやこの時点ですでに軽いと思われてる
だろうけどさ・・・



そしたら



「・・・大丈夫、今日はありがとう。楽しかった。帰るね」



そう言って、急いで車を降りていって
しまった。



やっぱそうなるよね・・・
でも、何でキスしたのって聞かれたとしても
可愛かったから、とか言ったら
ますます軽い男と思われそう(涙)



あー、どうすっかなー
結局連絡先も聞いてねぇし



その時、助手席でバイブ音が鳴った。



・・・?



これ、Aのスマホ？
忘れてっちゃったのか



画面が見えてしまった



・・・明日の夜、会いたい



これ男だよな



何だ、彼氏いんのか・・・



彼氏いたら、友達みたく軽く
遊べないじゃんか



あれ、でも
友達みたいな関係にしておきたいのに
キスする俺ってやっぱやばいよな



Aの事も気になるし
スマホ届けてあげなきゃ



4階の・・・どこだろ・・・(汗)

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