♯１２ ページ14
どうやら仕事帰りだったらしい
覚えてくれてて良かった
危うく大恥かくとこだった
軽く挨拶をすると、私が乗っていた車を指さし
「居ます…？」
と聞いてきた
それはもちろん簓さんのことで…
「次の現場まで時間が空いてるので、家でゆっくりしてもらってます」
と答えれば
「アイツも大変やな…
あ、もちろん、Aさんもお疲れ様です」
と、表情をコロコロ変えた
うわぁ〜男前
「えと…俺の顔に何についてます…？」
「ぇ…」
やばいガン見しすぎた
「ぁ…す、すみません…！
何も付いてませんよ」
「ほんまですか…？」
ならええけど…と少し恥ずかしそうにした
そんな躑躅森さんを見て私もなんだか恥ずかしくなる
「あ、そう言えば…」
この小っ恥ずかしさを隠すように、鞄の中からとある紙切れを二枚出した
「これは…」
「公演チケットです
簓さんの新ネタお披露目なので、もしお暇でしたら是非」
一枚は躑躅森さんに、もう一枚は天谷奴さんに
まぁなんとなく、天谷奴さんは来ない気するけど…
「…ありがとうございます、誘っときます」
そう言って躑躅森さんは微笑んだ
凄く綺麗
正直言って躑躅森さんみたいな美形はストライクと言いますかドタイプと言いますか…
簓さんといい躑躅森さんといい天谷奴さんといい…
類は友を呼ぶってか畜生ごちそうさま
「ていうか…帰るところでしたよね、引き止めてしまってすみません」
そうだ、彼は今仕事帰りで疲れてるんだ
早いとこお家へ帰らせなければ
「えっ、あぁ…いえ、話せて良かったです
チケットもホンマ、ありがとうございます」
うわ、顔面偏差値ハーバードだな
「喜んでいただけたなら嬉しいです、では…」
これ以上こんなイケメンといたら明日天罰下りそう
そう思ってコンビニへ逃げ込もうとした時
「あ、まって…！！」
「ハッ、ハイ！……？」
それなりに大きな声で呼び止められ、肩が跳ねる
振り返れば少しだけ顔の赤い躑躅森さん
「あ…えっと…
簓のこと、よろしくお願いします」
「………はい！」
これでもか！ってくらいの笑顔で頷いた
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ゲーム好きの酢昆布(プロフ) - 好きです、、、 (2021年8月7日 13時) (
レス) id: e0be639123 (このIDを非表示/違反報告)
ぜりー(プロフ) - なんかこう、いかにも簓〜！って感じがして好きです(？)応援してます！！ (2019年10月22日 22時) (レス) id: 2adc1888f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - もうすっごい好きです…。更新楽しみにしてます>_<頑張ってください！ (2019年10月22日 18時) (レス) id: 131502db67 (このIDを非表示/違反報告)
錐餌八戸 - かっっっっわいいわあ蘆笙さんのの書き方 (2019年10月5日 23時) (レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
山田太郎(プロフ) - 高炉さん» ネタ通じたことに感動です…！今後もちょくちょくネタ挟めたらなぁって思ってます、更新頑張ります！ (2019年10月4日 20時) (レス) id: 48c2522d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田太郎 | 作成日時：2019年10月3日 2時
