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feeling67 ページ25
貴方side
家の事情
そう言われてしまえば、反論は出来なかった
私たちは別に恋人同士ではないし、
じゃあ、友達？って聞かれても即答できないような間柄
どちらかに何かが起こったって伝える義務はないし、
知る義務だってない
でも、私達の中では何かあったら伝えてくれるっていう暗黙の了解みたいなのがあった
それも私の思い込みだったのかもしれないと思い始めている
毎日毎日、涼介様に心の中で話しかけてみるけれど
そんな日が続く度に逆に虚しくなってくる
あの頃と同じ向きにある私の部屋のドアからは変わらず門が見えている
変わったのはそれが裏玄関ではなくて正面の門がだと言うことぐらい
今でも不意に窓の外に彼が現れるのを待ってる
ほら、今だって
無意識に目が言ってしまう
正直つらいし、涙がどうしょうもなく出てくることもある
けど、出会わなければ良かったなんて絶対に思わない
これまでも、きっとこれからも
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作者名：cherry | 作成日時：2016年9月17日 12時
