第127話 ページ34
『ははっ、でも当たってるかも』
『昔、教えられたんだ。強い者は、自分より弱い者を守るために戦わなくちゃいけないって』
『それが強く生まれた者の責務なんだって』
私の尊敬する師範の教えだ。
時代を越えても、今でもはっきり心に刻まれている。
ゾ「へぇ。それは立派な教えだが.....ホントにそれだけか？」
.........ゾロは感がいいというかなんというか.....
ゾロの言ってることは、多分合ってる
怖いんだ、誰かを失ったり、
大切な人達がいなくなるのは、
『この世界はさ、いっつも不平等なんだよ。』
『善良な人間ほど、次々に死んでいく.....消えていく』
『私はもう、誰かに置いていかれるのがイヤなんだよ、怖いの』
『だからさ、私の手の届く中にあるものは全部守りたいんだ』
ゾロはそれを神妙な顔つきで聞いてたが、しばらくして口を開いた
ゾ「死なれたら怖ェのはこっちも同じなんだよ、アホが」
そう言ってゾロは私のことを抱き寄せた
っ......ゾロ......？？
ゾ「お前はいっつも自分のことなんか二の次で、目の前の相手につっこんでいきやがる」
ゾ「今回だって、チョッパーがお前が死ぬかもしれないって言った時、俺は心底怖かった」
ゾロの手が震えてるのが分かる
ゾ「頼むから、自分の命投げ出すような無茶だけはしないでくれ......」
ゾロ......
ﾍﾟﾁﾝ 私はゾロの額にデコピンした
ゾ「なっ!!何すんだてめぇ！」
『人に無茶すんなって言っといて、あんたもルフィも他のみんなも、死ぬほど無茶してるじゃない』
私がそう言うと、ゾロは言葉をつまらせた
『でも私は、そんなみんなだから守りたいって思うし、一緒に戦いたいって思うよ』
ゾロは少し呆れたような顔で、そうか と言って笑った
『でもありがとう、ゾロ』
『ほら、宮殿に帰るよー。私もうお腹すいて限界。』
ゾ「あぁ。」
そう言って私の頭を撫でたゾロの手は、何故か師範を思い出させた
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ちくわ(プロフ) - ましゅふわさん» 最初の概要欄にも一応書いた通り、世界線はあくまでワンピースという体で書かせていただいています、すみません...。 (2020年8月26日 22時) (
レス) id: 95165ffebd (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - ユーフォニアム吹きの少女さん» ご意見ありがとうございます!!世界線はあくまでワンピースの世界なので、どうしても鬼滅のキャラなどを出すと過去話になってしまうんですよね...。なるべく意識はしてみますが、このスタイルを変えることはできないのですみません...。番外編など考えて見ようと思います (2020年8月26日 22時) (レス) id: 95165ffebd (このIDを非表示/違反報告)
ましゅふわ - 鬼滅の刃のキャラは出てこないのでしょうか？ (2020年8月22日 17時) (レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
ユーフォニアム吹きの少女 - もう少し鬼滅要素入れてほしいです。。。 (2020年8月14日 17時) (レス) id: 4438656c34 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - ゆゆさん» めちゃくちゃ嬉しいです...!!更新遅くなってしまいすみません!!これからはもう少し頻度を上げていくので、これからもぜひよろしくお願いします...!! (2020年8月2日 20時) (レス) id: 4df7ba61e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわ | 作者ホームページ：http://mitsui hisashi
作成日時：2020年5月20日 22時
