[3]大正時代→大海賊時代【ONEPIECE】×【鬼滅の刃】

第114話 ページ20

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「Aちゃん......Aちゃん！！」








私の名前を呼ぶ声に、意識を取り戻す









『サンジ......？』









サ「よかった...!!目が覚めたんだね！！」









サンジはそう言って、私を抱きしめた









ほんのり甘いタバコの匂いが、私の鼻を掠める









どうやら私達のカルガモが、サンジの所へ助けを呼びに行ったらしい









ウ「良かった、A！！死んだかと思ったぜ！！」









サ「縁起でもねぇこと言うな！それとお前はもうちょっと踏ん張れよ！」









ウ「うるせぇ！俺より強いAが、頭を打って気絶しちまったんだ！しょうがねぇだろ！」








怒鳴りながらそう言うウソップの顔は、たんこぶと痣だらけだ









『悪い、サンジ。Mr.2を逃がしたのは私の責任なんだ.....』









サ「そんなことねぇって。作戦はとりあえず成功だ。」









そう言って私の頭を撫でるサンジ









サ「とにかくビビちゃんが危ねぇ。オカマ野郎は俺に任せろ」









サ「チョッパーが1人で2人相手に戦ってる、ウソップは加勢に行ってくれ！」









ウ「おう！！」









ウソップは南東門の方へと走っていった









サ「Aちゃんは......」









サンジが心配そうに私を見つめる









『私なら大丈夫、頭を打っただけだから。情けない所見せたけど、まだちゃんと戦える！』









『サンジ。私、宮殿の方に行きたいの。なんだか嫌な予感がする......』









こういう時の嫌な予感ってのは大体当たる









サ「......分かった！俺もオカマを倒したら、すぐに向かう！」









私はサンジと分かれ、宮殿へと走った









クロコダイルの横にいたあの女......あいつはただのエージェントじゃない









昔、手配書で顔を見た事がある。









ニコ・ロビン。確か、懸賞金7000万だか8000万だかの賞金首だ。









もしルフィがクロコダイルと戦っている間に、あの女がアルバーナへ来ていたら......

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